先々月終わり頃より、先代の頃から長らく勤めてくれている腕のいい職人さんが体調を崩し
しばらく療養のために休むことになった。
考えればうちの会社、平均年齢60歳をカルく越してしまう『超高齢化企業』なのだ。
そこで、この度、新入社員を募集することになり、
厳正なる審査の結果 20代の若者を3名採用することになった。
うちの会社にしたら、大量採用だ。
これで平均年齢も、ぐっと下がって30代だ。
いやいや、そんなことで喜んでいる場合ではない。
アベノミクスのおこぼれなんて、うちのような零細企業に回ってくるのはいつになるやら。。。
そんな中、結構無理しての採用だ。
しかし、これから5年以内に 超高齢に達した職人さんが何人残ってくれるだろう?。
そう考えると、ここは無理して若い血を輸血(?)。
そうして、若い血をじっくり会社になじませて、じっくり熟成させて、会社に合った存在に育てて行くことにした。
今まで一番若くて、年下だった 幸太や和哉も彼らの良きお兄さん、良き先輩となるべく張り切っている。
和哉なんて、ここ最近 とってもシャッキリしてきた。
そう思うと、しんどいことばかりではない。
幸太や和哉にとっても、とても良いことだ。
この3名を採用するにあたり、実に沢山の若者と会った。
この暑い中、うちの会社を応募して、わざわざ城東区野江くんだりまで、話をしに来てくれた。
それにしても、みんな揃って感じのイイ人たちばかりだった。
そして、とても『働く』ということに、まじめに、前向きで、
働きたくってウズウズしている感じに思えた。
社長が彼らと話しているのを、横で聞きながら
『近頃の若い奴らって。。。』という言葉は、逆の意味で使うほうがイイなと思った。
こんな人達が、これからの日本を支えていくのなら、日本は安泰だ。
そして、こんな人達がたくさん、働きたくても働けない世の中って、どうなんだ?!。
と怒りに似た感情さえ込み上げてくる。
「アタシが働くのやめるから、アンタ ここで働きなさい」と、言ってやりたくなった。
いや、それは少し間違っているか?。
「こういう人たちが、働く場所を確保できるよう頑張る」というのが、きっと正しいのだろう。
「じゃあ、明日から内需拡大の為に、いっぱいお金使うぞ-ーー。」
いや、それも間違いか。
20数年前、ピカピカの新社会人だったころ 訓示の締めくくりに上司が、
「『ここに(鼻のアタマを指さしながら)、汗の粒を光らせて働く姿こそ尊い』 と思う人だけが、この場所に残ってください。」
と、言った。
アタシは今、一緒に働くようになった新人たちに 言葉や背中で かつての上司のメッセージを伝えられているだろうか?。
そんなこと、教えなくても 彼らはいつも 汗の粒を光らせて 一生懸命仕事に打ち込んでいる。
近頃の若者ってやつぁ~、大したもんだ。
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