当院には小学生の患者さんも数名来院されています。

皆スポーツをしているのですが、一つの競技しかしていない子が多いようです。

 

2016年に米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)が発表したレポートによると、小さい頃に一つのスポーツだけをするのは好ましくないとの結果が出ています。
1年中同じスポーツをしている子供は、複数の色々なスポーツをする子供に比べて、ケガをすることが多く、選手としてプレーできる期間も短いいそうです。
原因は同じ筋肉・関節が何度も何度も使われることによる疲労と、それ以外の動きが行われなくなるので、予想外の動きが起きた時にケガの可能性が上がるためだそうです。

 

ケガの少ない選手達が、1つの競技に特化した平均年齢は12歳以降。
年中一つのスポーツをするのではなく、いくつかのスポーツを経験することは、競技ごとに必要とされる動きや筋肉が変わるので、ケガの防止・動きの向上に繋がります。

そして、ケガを防ぐためには、練習のしすぎをやめ、シーズンごとに違うスポーツを行なうと良いでしょう。


小学生までのお子さんがいらっしゃる親御さん、ご参考までに。