ぎっくり腰とは、筋肉の表面を覆っている筋膜や筋肉を構成する筋繊維に瞬間的な強いストレスがかかり、損傷して痛みが起きてしまうものです。
原因は不良姿勢や慢性的な筋肉疲労があって起こるのですが、有効と言われている対処法は知っていますか?

急性腰痛で有効と言われているのは、今のところカイロプラクティックマニピュレーションと解熱鎮痛剤・筋弛緩剤のみなんです。

以前は安静・固定・冷却が推奨されていました。
ですが、今現在この3つ、全て推奨されておりません。

安静は痛みをより悪化させる可能性があり、回復を遅らせてしまうようです。
これは筋力が低下すること、関節の柔軟性が低下すること、神経システムが悪化すること、血流が低下することが考えられます。
ぎっくり腰になってもなるべく通常の活動を継続することが早期回復に役立つようです。

温めたり冷やしたりすることは、どちらも有効であるというデータが出ていません。
以前は炎症があるうちは冷やした方が良いと言われていましたが、冷やしても炎症は収まらないことが分かっています。痛みを麻痺させる効果はありますが、冷やすことで血流を阻害してしまい回復が遅れるのではないかと懸念されています。
個人的には動くのが辛い程の痛みの場合のみ、しかも痛みが起きてすぐなら冷やす方が良いのではと感じています。

その他にコルセットなどで固定するのも効果が立証されていません。
安静と同じで筋力低下や関節の柔軟性低下、血流低下などが予想されますので、お勧め出来ないのです。

ストレッチや運動療法、超音波や牽引、マッサージも有効であるというデータは出ていません。

ぎっくり腰になったらまずはカイロプラクティックマニピュレーションを。
不良姿勢や慢性疲労が潜在原因ですから日々のケアで予防することも大切ですね。