30歳代女性。
口を開ける度に右の顎が痛む。
病院で顎関節症と診断されたが、痛み止めを貰っただけで特に治療はしていない。
知人に紹介されて来院。
開口時、右と左の顎関節の開き方に違いがあり、右の方が大きく開いている状態でした。
このため、右側が過剰な運動を行う事で痛みが出ていると推測されたので、痛みの出ている右側ではなく、動いていない左側の顎関節の動きを取り戻すことで、間接的に右側の負担を軽くしてあげるように治療しました。
同時に首の傾きが確認されたので、其方の方も顎に悪影響を与えないようアプローチしました。
結果、1回の治療で痛みは消失。
違和感は残っていたのでその後2回の治療で症状は無くなり、顎の左右の開口差も無くなりました。
今回のケースは痛みの出ている部位が問題なのではなく、他の部位を補う事により過剰な動きを強いられて症状が出ているものでした。
症状に捕らわれることなく、全身を診る治療だからこそ取り除く事が出来た例です。
全ての方がこのようにスムーズに結果が出る訳ではありませんが、あまりに綺麗に結果が出て、患者さんは勿論、私も非常に嬉しかったです。
なかなか症状が治まらない場合、本当の原因は症状の出ている部位とは別な事が往々にしてあります。
そのような場合は全身のバランスや運動の連鎖的な視点から身体を診てあげる事が大切です。
なかなか良くならない症状がある方、一度カイロプラクティックによる全身の診方で治療を行うと良い結果が得られるかもしれません。
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アケダカイロプラクティック 明田清吾
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