久々の太陽の光が眩しい日です

庭の木も花も  嬉しそうです





即席エッセイです




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スーパーにて



先日のこと。スーパーの野菜売りコーナーでぼんやりと、しめじを眺めていた。きのこ類は好みではないので素通りするのが常だ。その日の袋に入ったしめじはどこか勢いがあって、私を立ち止まらせた。


と、いきなり男性の声がした。ふと横を見ると、歳は70前後、少し小柄で坊主頭に近い方だ。

「この袋には、いつまでっていう数字が書いてないのですか?」

すぐに調理ができるよう、石づきを取ってばらばらにしたしめじの袋を手に取り、私に訊いてみえる。

「えっ?」

と思わず言うと

「あっ、すみません。すみません。見ず知らずの人にいきなり話しかけて、ほんとにすみません。店の人に訊いてきます」

そう言って、足早にレジに向かっていかれた。その速さからみると、余程急いでみえたのだろう。買い物かごはなかったから、どなたかのおつかいだったのかもしれない。


即答できなかった私。そりゃそうだ。しめじの常連客ではないもの。でも、お役に立てず申し訳ないことをした。目の前の石づきつきの元気なしめじの袋を手に取り、賞味期限の数字を調べた。ない。その代わり、『なるべくお早目に召し上がってください』と明記してある。

先の人が不安に思ったはずだ。


手に取った1袋をかごに入れた。それこそ何ヵ月ぶりかの買い物。その時、先のことを思った。あの「すみません」に、私は「ありがとうございます」を返さないとなあ。あなたのおかげでようやくレシピに栄養豊富なしめじ登場となり、これからも頻度が高まるかもしれない、と。


あと、『1日に5人と話す』という私の目標の1人になってくださったことにも感謝かな。




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スーパーに行くといろんな方がみえます

知り合いにバッタリ会うこともあったりすると、近況報告会になったりします







梅の花命惜しけり地の白し

                                   アマンバ













梅は散り始めました

すぐ横では  寒桜が咲き始めました











繋がれていく  美しい命たち