散歩していると   いろんな野の花に立ち止まります





寒いなか   にゅうっと伸びて風を待っている
たんぽぽの絮毛





花が動物の顔に見えたのは  初めて
かわいいなあ    ほとけのざ






辺り一面   仲間が咲いたら  星が降ったような
いぬふぐり



みんな春を待っています❗️




12月に提出したエッセイです
改行で   一文字分   空けています



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鼠穴事件


まだ薄暗い午前六時過ぎ。娘が「ギャー!」と叫んだ。その声に驚き、台所に急ぐ。「なんか黒いものがあそこを横切った」。調理台を指さしながら怯えている。イタチ?鼠? 我が家に大変な事件が始まった。

十日ほど前から、天井裏を走り回ったり、ガリガリと噛ったりする小動物がいた。長い棒でトントン天井を叩いたり、猫の鳴き真似をしてみたり…。とにかく苦戦していた。婿が屋根裏に小動物の嫌う匂いのする物を置いたり、彼らだけが不快に感じる周波数を出すグッズを設置したりした。そちらが功を奏したのか、バタバタは減ってきていた。

ところが、娘の絶叫の二日前、台所に見たことのない黒い粒が落ちていた。取り除きながら、何か変! の予感はあった。そこで気づかなかった私…。

ついに姿を現したのだ。その夜、いろいろな策の再点検のため、台所に灯りをつけた。と、何も置かずにしておいた調理台に黒い影がシュシュッと走る。静かに婿を呼んだ。二人でじっとその姿の動向を探った。鼠であった。出入口は、使っていない食洗機の下のわずかな隙間。発見は大きな収穫である。

かれこれ十年前、イタチが入り込んで、業者に来てもらったことがある。うまく捕獲でき、イタチ穴も完全版に塞いでくれた。さすがのプロだが、高額の代金を支払った。

今度は自分たちでやらないと、と思っている。そうだ。突き止めた台所の鼠穴は完全に塞ぐことができる。あとは、外のソレを見つけることだ。婿がエアコンの室外機からの管を差し込む穴に、隙間があるのを見つけた。なるほど、持ってこいの鼠穴だ。

こうして、封鎖作戦は成功した。薬で命を奪ったり、仕掛けの粘着テープでもがく姿を見たりせずに済んで、ほっとしている。

私が子どもの頃は、鼠と同居していたものだ。ずっと猫を飼っていたのも、そのためだったのかな。とにかく、正月用の餅を噛られる心配のない年越ができるのが、やけに嬉しい。



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鼠穴奮闘記の話でした


今は静かな静かな部屋です☺️




山茶花やハートの足跡一歩ずつ
                                           アマンバ





          

たくさんの山茶花が散るとき   木の下は赤い絨毯のようになるところもあります
溝に落ちた花びらは   そこから  ふわりふわりと飛んできたのでしょうか
山茶花の花びらがハートの形と今年初めて気づきました



さあて   これから1月のエッセイの下書きタイムです



最後まで読んでくださり   ありがとうございます
寒い日です
お互いに風邪を引かないようにしましょうね🍀