ムスメが家事をする間
3歳のコッチャンはテレビを観る


Eテレキッズを楽しく観る
お利口さんにして待っている







今朝


場面が突然変わった
Jアラートを告げる声と文字に変わった


コッチャンは
最初びっくりしていた


そのうち
テレビに背を向けた


「この子  こわいんだって」
ムスメが言った








「そうだよね。こっちにおいで」
そう言うと
無表情の顔をして私の膝に座った



「コッチャン  いやなんだ」









母親の朝仕事を応援していたはずのEテレに
何人の幼い子どもたちが背を向けただろう



またあるかもしれないという不安は
残るにちがいない








「ちょうど登校時間だろうね」
さっきマゴ息子を集合場所まで送っていったムスメが言う


「北海道の子どもたちは  どうしたんだろう」
とも


いきなり鳴ったサイレンのなか
学校へ向かって走ったのだろうか


先生たちはどうだったのだろう


不思議はまだまだある


そして


不気味な世の中になっていくようで


コッチャン
笑顔で帰ってきてほしい


子どもを大切にしようなんて言いながら
子どもの心をちゃんと分かっているのかなあ……





どうだん
満天星の花きゃっきゃっと笑いけり
                                             アマンバ







昨年紹介したチューリップの広場は
今年もきれいに咲いていました