庭の隅っこに咲き始めました
花の少ない庭に健気に咲いています

もしかしたらアンジェラ?
花専門のブロガーさんの今日の花と似ていて
そこには『アンジェラ』と書いてありました



『壁』というお題が出たエッセイの通信講座で書いた先月のエッセイが戻ってきました



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読み聞かせの壁


子どもたちに絵本の読み聞かせをするのが好きだ。小学校の教員をしていた頃、毎朝読んでいた。くっついて座った生徒たち。そのすぐ前で本を開く。一緒になって絵本の世界を楽しんだ。温かい空気に包まれたひと時だった。


今年小学校一年生の孫息子が通う学校で、読み聞かせボランティアの活動があると知って、早速説明会に出向いた。今の学校での読み聞かせのスタイルを予想はしていたものの、やはり驚いた。机を離して広がって座る生徒たちの前に立ち、腕を垂直にし、絵本を大きく開いて読むのである。その姿勢で10分間。説明を聞いていて不安になる。腕力も脚力も視力も必要だ。私にできるかしら…。


心配を胸に、1週間後、1年生の教室に向かう。十数年ぶりの教室の前に立つと妙に落ち着いた。『ぼちぼちいこか』と『どうぶつたいじゅうそくてい』の2冊を読む。小さな子どもたちの目がきらきらしてくる。笑い声。「ブヒ、ブヒ」のブタの真似。あの頃とさして変わらないはずなのに、私の心に、言いようのない寂しさが残った。


2回目の読み聞かせに出向いた時も、同じ違和感を持った。何故かなあ…。その答えは、家で孫を膝に乗せて読み聞かせをしている時に見つかった。


壁があるのだ。ボランティアだからというのではなく、子どもたちとの間に、物理的な壁がある。どの子もマスク姿、指定席からはみ出せない形態だ。わたしはまるで、一人朗読をしているよう。読み聞かせは本来、読み手と聞き手の距離がもっと近く、そこには壁も仕切りもないものだ。



落語会で、ある噺家さんが仰ったことを思い出す。「こうして客席を眺めると、コロナ前と景色が違う」。私の違和感は、大勢を相手にする方々が抱かれるものと似ているのだろう。きっと。


前の生活にいつ戻れるか分からない。でも、好きな読み聞かせを大切に続けていきたいと、子どもたちのきらきらした目から願っているところだ。




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このブログで書いたことを見直しながら書いてみました


今月は『まさか』です
う〜んプンプン
やはり書き始めるまでは唸るばかりの日々です












でで虫や如何に眠るか小さき部屋
             アマンバ
 


今年初めてカタツムリを見た孫の言葉を借りました 
私も今日で二人目のカタツムリ遭遇です