石川の足跡化石のいま 2018.5. | 南河内フィルムコミッション富田林石川アケボノゾウ

石川の足跡化石のいま 2018.5.

 

この記事は、2018年5月28日に「富田林百景」に掲載したものを一部加筆・修正して掲載しています。

これは、富田林市新堂と川向町の間の石川で発見された足跡化石(金剛大橋下流150m地点)について、2018年5月の状況を報告したものです。現在はその後の増水により中洲では土砂が取り除かれ、新たな足跡化石が出現しています。

(2018年12月21日記す。林 保夫)

 

 

 2018年5月22日 6:03 富田林市川向町4 金剛大橋下流の右岸 下天溝(しもあもぞ)井堰より、アケボノゾウ足跡化石発見地点をみる。

 

 ここが2014年7月のアケボノゾウの足跡化石が発見地点です。

100万年前の大阪層群が露頭になっているこの地点では、増水するごとに、新たな足跡化石が出現しております。

昨年10月の台風21号で1m以上堆積した土砂が洗われ、また少しゾウの足跡化石のある大阪層群が見えてきました。

 

 2018.5.22.5:21 富田林市新堂

ここがゾウの足跡化石が発見された地点の現在の様子。

よく見ると直径30~40cmくらいの蹄(ひづめ)の型を伴なった足跡化石と思われる円形の穴があります。

 

2018.5.22.5:22 

川の攻撃面でどんどん浸食されている縁の材化石含んだ炭化層に多く見られます。

 

 2018.5.22.5:23 いくつかの足跡化石らしき痕跡

 

2018.5.22.5:22  こんな感じで残っています。

 

 2018.5.22.5:37 上部が蹄、下部が蹴返しのあとのように見えます。

 

 2018.5.22.5:36 円形に見えるのが特徴ですが、専門家の確認がされていませんので、「足跡化石らしきもの」という表現しかできません。

 

 2018.5.22.5:36 蹄を伴なう足跡化石らしきもの

 

 2018.5.22.5:37 これも上部に蹄らしきものがみえます。

 これらの足跡化石は河川敷にあり、消滅と出現を繰り返していますので、発見当初の足跡化石は一つも残っていません。発見当初の足跡化石は関連記事をご覧ください。

関連記事:みつけたよ~!石川のゾウ・シカ足跡化石 2014.9.5.

撮影日:2018年5月22日 

2018年5月28日 ( HN:アブラコウモリH )