こんばんは。

「AX」・・・著者　井坂幸太郎さんを読みました。

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殺し屋なのに、奥さんのご機嫌をそこねることに怯えるという主人公、兜、ちょっと笑えて、最初は拍子抜けしました。

「無防備な相手にとどめをさすのは気がすすまないんだ。できるだけフェアなほうがいい」という兜。

最後は、息子や家族のために殺し屋から足を洗おうとする兜、

兜と対決することになった、これまた、息子を守るために必死だった殺し屋、奈野村が最後には、意外な形で出てきて、そんな展開があったのか！と思うストーリーでした。

恐妻との出会いも最後に描かれてて、ちょっと、せつなくいいお話だったなあ

「フェアであること」、これがこの小説のキーワードな気がしました。

井坂幸太郎さんは本屋大賞ノミネートされた「逆ソクラテス」を初めて読み、子供向けの爽やかな小説を書く人だと思っていたら、実は殺し屋シリーズとかハードボイルド小説を書く人だったんですね！

その殺し屋シリーズは、ずいぶん前に「グラスホッパー」を読みましたが、それは結構、殺し屋がたくさん出てきて、重い小説だった記憶があるけど、こちらは、ずいぶん、読みやすい、洒落たお話でした。

シリーズは、後一冊、「マリアビートル」を次は読んでみたい

「フェアであること」と言えば？

仕事は、６月は怒涛の日々でした。前に怒ってた私の会社の担当さん、遂にその方の上司にクレームをあげ、７月から交代してもらうことになりました

新担当さんに話を聞くと、社内でも問題のある方のようで・・・。

どこの会社も、今は、なかなか、部下を注意出来ないとか、社員同士、ポジションの上下関係で言えないことがあったりとか・・皆さん、大変そうです・・・。

私自身は、受けた恩を返すみたいなのが苦手で・・・。

この小説では、殺し屋通しや、ちょっとした人間関係で借りを返すことが結構、描かれていて、、、。

まわりまわってくるのが人生だなあって思いました。フェアに生きるって難しいです

AX（アックス）