おはようございます。最近ちょっと太り気味の 明星光紀(あけぼしみつのり) です 食欲の秋+運動頻度が少ない=体重1kg増 状態なので、昨夜は軽く走ってきました
先日から社内で話題になっている事の一つに 地質調査の方法について があります。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、新築住宅を建築する際には 瑕疵担保履行法 というものに基づいて、保険に加入したり、供託金を積まなくてはいけません。
この法律の趣旨は、万が一にでも家が傾いたり、重大な雨漏りが発生した時などに建築した会社が倒産してしまっていたら、消費者(建築主)は泣き寝入り状態になってしまうので、そんな状態を回避させるような保険であったり、身代金(供託金)というわけです。
その保険に加入するには建築する土地が これから建築する家を支えて上げれるだけの耐力があるかどうか を調査しなくてはいけないんです。
これが 地質調査 です。
大分前置きが長くなりましたが、この地質調査は大まかに2つの方法があります。
スェーデンサウンデシング式(SS式)・・・地面に棒をグリグリ突き刺していって、棒から得られる抵抗を測って土地の強度を判定するもの
電波方式・・・地面の上から地中へ電波を発信してその跳ねかえり具合を見て土地の強度を測るもの
で、なにが気になって社内で話するのかというと、どっちの方式がいいのかという事なんです。実は、以前当社では 電波方式 を採用していました。何故なら調査結果が比較的緩いから・・・です。緩いとはなにかと言うと、「地面はしっかりしているので、補強工事する必要はありませんよ~」という報告が出やすいって事。
もちろん、しっかり保険にも加入出来る調査方式で、全然いかがわしい調査というわけではないのであしからず
でもね、ボクは徐々に不安になってきました。(完全に業者目線ですけどね)
それは、電波式 では(土地の)強度に問題なくても、SS式だと補強が必要ですよ~っていう結果が出る事が多いからです。そうです。不安の要素は「どっちが正解なの」って事です。
万が一にでも家が傾いた場合、修理するのに確かに保険は適用されるけど、お家の人の精神的苦痛は計り知れないですし、業者の立場としても痛い出費と申し訳ない気持ちとが入り混じってなんともいえないマイナスオーラ満載の工事になります
そんな思いはお客様にして欲しくないし、ボクらもしたくない。
という訳で、ここ1年半くらい前からSS式へシフトしました
正直、地盤補強工事の割合が増えてきています。でもね、一生に一回の家づくりで補強工事の50万~100万円 ※工事内容によって幅があります を渋ったがために一生後悔するような家づくりはオススメしたくないんですよね~ (これも業者側のエゴかもしれませんが・・・)
ですので、これからもSS式を採用し続けます
参考までに以前 電波式で調査して、補強工事が不要だった土地の周辺地域で SS式で調査したところ、同じように問題なしっていう事もありました (だから電波式が胡散臭いというわけでありません。重ねて言いますけど・・・)
昔は地質調査も地盤補強工事も無かったから、調査結果が緩いほうがいいんじゃないっていう意見もチラホラ聞こえてきますが、皆様はどうですか
これから家を建築される方はそんな事にも目を向けられるといいかもしれませんね
さて、今日はこれから 七尾市泉南台 M様邸のお引き渡し式 です。では今日も一日頑張ります