好意の気持ちは
とっても嬉しい
けど
それを押しつけられるのは
嫌なもんやて
つぶやきT子が
娘が買って来たスヌーズを見て
自分も編むのに挑戦すると言って来た
やる気満々で
年内に5人分編むと言う
T子
「アンタにも編んだるで、どんな毛糸がいい?」
正直アタシは
人の手編みを
身に付けるのは好きやない
だで
それをT子に言った
でも
アタシの誕生日やからつって
頑張って編む!言われたら
やっぱ断りにくい
無難で黒のアクリルでいいと答えた
次の日から
編み始めたT子から携帯がかかってきた
T子
「あのさ~20段編んだんやけど、なんかカチカチで堅いんだわ」
アタシ
「で?」
T子
「え?どーしたらいいかと思って」
それアタシに聞く?
アタシ
「編み方が強いんやないの?横は何目あるん」
T子
「え~っと50目」
極太で50目つったら…横メチャクチャ長いが!
アタシ
「目が多過ぎるわ!ちゃんと長さ計ったんか」
T子
「う~んと大体こんなもんかとw」
これがプロローグ
毎日の様に
編み具合の報告が始まった
「今度はゆったり編んでるから堅くないよ!てか何年かぶりやで肩凝りそう」
「ちょっとユルいかな…網目がダランとしてるけど…洗濯すれば縮むでちょうど良いかw」
「結構毛糸使うね!買った方が安くついたりしてw」
「つなぎ目をカギ針で編んで止めたから、メッチャゴテゴテしてまった!やっぱ毛糸針でとめないとアカンかな?」
「一応完成したけど…網目が飛んどるし、所々網目がデカイんやけど、裏向ければ分からんでw」
渡す本人にイチイチ経過を言うT子
人にプレゼントするのに
失敗と言い訳イチイチ言う必要あるか?
こんなん聞いて貰っても
嬉しくない
てか
ますますいらん
アタシ
「あのさ~失敗したの貰っても悪いけどアタシ使わないよ」
T子
「分かってる!見せてアユのダメだし聞いて持って帰って編み直すで、一応持ってくわ」
どーしても見せたいらしい
頑張って編んたのを労ってほしいんやな思い
渋々了解したが…
T子
「今回は練習つー事でw次はちゃんと編むで、やでアタシ持って帰ってもしゃーないでやっぱ置いてく!後はアユの好きにしやー」
はぁ?
なんぢゃそれ
T子
「サイズも長いけど、洗ってくれたら網目も縮んでちょうど良くなるかもしれんでw」
普通は自分が洗って確かめるもんやないの?
てか
編みっ放しの失敗作
人にあげるなんてアタシには考えられん
好意は有り難いけど
好意の押し売りは
マジで迷惑
悪気のないT子
でもそのデリカシーのなさに
ドン引きしてしまったアタシは
家に来るとゆー直前で
出かける口実で逃げた
とてもありがとーつって
受け取る気にならなんだ
心が狭い?
でも
嫌やったんやから仕方ない
ヤレヤレ…

