皆様、ご無沙汰しております😊
あけです。

いつもブログをご覧下さりありがとうございます💓

実は、先日(あの事故のあった日)に富士山🗻に登って来ました。


富士登山「人生に一度くらいは…」と思いながら、
いつでも登れるような気がしていて眺めるだけだったけれど、
世界遺産検定1級も取得したし、
来年には東京オリンピックもあって登山者数の増加を懸念して
(実は年々減少しているみたいだけど💦)、
今年こそは!と思いきって挑戦することを決めました地球

今年は、4月に
世界遺産クラブで
世界遺産マニアの富士山ツアー第一段
に参加して既に十数資産は巡って来たのですが、
今回は富士山域の頂上まで行きますウインク

これは5合目。登り始めの開けた場所。


初めての富士登山、登山自体は最高に楽しくて
テンション上がりっぱなしでした(笑)

最初は余裕🎶

お馬さんと登山😁🎶
暑くて脱いだり。
7合目に到着✨
この辺から急な岩山を登り続けることに…😅

たまにこういう砂利道も。
そして頂上、登頂✨

霰が降ってきたり。頂上の気温は3℃ー‼️(笑)
寒すぎて、さすがに頭痛も酷くなってお鉢巡りは断念して下山。。
御朱印↓


境内の改装中?で、富士山山頂!の石碑が倒されてた(笑)


けど…“富士登山”は思いのほかショックも大きくて、
これまでの登山とは違いすぎて色々考えさせられました。

初めての富士山だし、素人目に見てのお話なのだけれども、
見たもの、思ったことを少し書きます。


……知らなかった事件……
26日早朝05:00頃、
富士山山頂から200m程手前で落石事故が発生。外国人登山客が亡くなられたとのこと…。
ご冥福をお祈りします。

今回のことは自分の身に降りかかっても
おかしくない事故だったと思います。。
…………………………………………


同日06:40(事故から一時間半程経過した頃)登山開始。
落石注意の録音アナウンスが流れているものの、
初めての私たちにとってはこれが富士山の日常かな…
ぐらいにしか感じませんでした。

5合目でも、お土産売場でも、
途中の『富士山の保護支援金回収場所』?でも、
山小屋でも(今回は泊まっていませんが)、頂上でも、
特別に事故が起きたことをアナウンスする事も、麓や指導所での注意勧告等もありませんでした。
電波も途切れ途切れだし、
体力の回復のために休憩することで精一杯で、
携帯を扱うほどの余裕が無かったですし😅


だから、私たちは、
夕方下山してニュースを見るまで
事故のことを全く知りませんでした


落石事故があった場所は、
山梨側登山道の吉田ルートと須走ルートが合流し、頂上に向かう一本道。
昨年末台風の影響で大きく崩れた辺りであろうと思います。




頂上目前の数百メートルは道幅も狭く、
ゴロゴロとした岩に囲まれた急勾配な場所。
崩落止めのネットが張られているものの、
かなり危険な状態なのかも…。

登ってみて実感したけれど、
富士山で落石にあうリスクはかなり高いように思います。

軽い溶岩石の砂利はコロコロと崩れやすいうえ、
その中に硬い火成岩や安山岩、
転がった際割れたであろう鋭いエッジをもつ
それらの岩などがゴロゴロしています。


頂上目前となると足元がおぼつかない人も増えてきます。
(私もその一人。一歩一歩が重くなってきました)

先行者の歩き方ひとつで落石のきっかけは大いにあると思います。

ましてや、あの岩山だらけの道を、
真っ暗な中、ヘッドライトで登るのは
私の経験値ではまだ考えられません。

御来光のピーク時では、あの道が暗いうちに
何百人もの人で渋滞すると言うのだから、
ゾッとします…。

富士山吉田口ルートは“中級”とされていますが、
登り方ひとつで、
死の危険は格段に上昇するだろうと思います。

周りを見て感じたのですが、
難易度の割に軽装だったり、心構えの低い人が、
気軽に登りすぎるように思いました。

これまでに作られてきた富士山登山のイメージ
そうさせるのかもしれません。
スーツで弾丸登山、とかも聞くし。


私たちにしても、結構年輩の方も登られてるイメージだったので、
想像していたよりハードだったのは驚きでした。

年輩の方には結構厳しいんじゃないかな、と思います。

実際、下山道8.5合目辺りで、
後方(上)から60歳前後くらいの女性が、
斜面を10mぐらい文字通り転がってきて受け止めました。
転げる向きが悪ければ、あわや滑落だっただろうと思います。
5合目が森林限界なので、ほとんど砂利か岩だけ。
外側にはもちろん柵もなく、落ちたらそのまま下まで直下…
しかも、霧が濃く、前が全く見えません。。


吉田口ルートの登山時間は、平均で10時間程度(私たちは約12時間)

夜明けと共に登れば日が落ちる前に帰ってこられる感覚。
それゆえに弾丸登山も可能なんです。

可能なだけに、山小屋泊をせず、
夜登り始めて、御来光を見て朝方下山
というひとも多いそう。

日中でもこれだけ気の抜けないルートを、
そもそも暗闇で登山をすること事態、
正直、登山の常識を逸脱しているような気がします。


今回の件も、亡くなられたから大事になったようなもので、
危険な状況や報告されない怪我や事故は
頻繁に起こっているんじゃないかなと…。
だって、
現場にいた私たち登山者には全く注意喚起されないんだから…。
言わなくていい、という風潮があるようにしか思えません…。

この異常な状況は即座に改善すべきだと思います。


ガイドラインの徹底や、
登山時間の規制
(マイカー規制に合わせて、
シャトルバスも規制すれば夜間登るひとを減らせるのでは?)、
山小屋での御来光ツアー推奨
(山頂でなくても見られるらしい)など、
事故軽減には改善の余地が多分にあると感じました。


事故後、一時間以上たった六合目登山指導所でも特に勧告もなく、
今回の様な事故は日常的なのか、
麓まで伝わっていないのか、
はたまた事を大きくしたくないのか。
今思えば本当に不思議です…。

富士山は他の山とは何もかもが微妙にずれている様な…
とっても不思議な山でした。


皆様も、富士登山に挑戦されるときは
くれぐれもお気を付けて。
必ず、富士登山に推奨されている持ち物リストは確認して
挑んでください。

私が上記に併せて必要だと思ったのは、

・トレッキングポール
・水
・軽食(おにぎり、干し梅、プロテインバーやグラノラブロックみたいなもの)
・シューズは登山靴よりトレッキングシューズ
・ダウン
・酸素ボンベ
・頭痛薬(ロキソニンとか即効性のあるもの)
・ゴミ袋

です。
休み休み行くことが大事です。
危険、とはいえとても楽しい登山🗻🎶

準備をしっかりして楽しんで登山しましょう😊💓



あけひとみ