すべての公立小中学校にエアコン設置!じゃあ授業数はどうなる?? | あけどのBlog

すべての公立小中学校にエアコン設置!じゃあ授業数はどうなる??

こんばんは、あけど亮太です。

 

川越市議会三月定例会真っただ中。

資料作成に少し根詰まってきたのでブログを一本。

 

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本議会では市内公立小中学校のエアコン設置予算が計上されています。

予算が無事に審査通過すれば30年度中に市内すべての小中学校のエアコン設置が完了します。

 

ではエアコンが設置された後、子供達の教育はどう変わるのでしょうか。

 

地球温暖化が叫ばれ久しい昨今。

私が小学生の頃、およそ20年前と比べればだいぶ気温が上がっているのかなぁと思い気象庁のデータを見てみると、、、

2000年から見ると約0.5度。気温に対する影響だけを見れば驚くような数字ではありませんね。

それでも教室のように大勢の子供たちが集まる空間では体感温度はもっと上がることが推察されますので、エアコン設置で教育環境の改善に繋がればなによりです。

 

もう一点気になるのは夏休みの取り扱いです。

 

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そもそも夏休みとは当時、「1)暑くて授業にならない」や「2)農作業(刈入れ)の手伝い」などが主な理由として採用されていました。

 

2)の農作業の手伝いなどは世帯環境の変化などからずいぶん昔から習慣としては薄れていたと言えます。(少なくとも私の時代は友達内で夏休みに農業の手伝いに行っていた子はいなかった)

そのような中、エアコンの設置がされれば1)の理由もなくなるわけですから、夏休みは今のように約40日間設けることの意味合いがあるのか、若干の疑問符が付きます。

 

教育関連の議論になると「カリキュラムをこなすのに時間が足りない」という意見をよく耳にします。

であれば、夏休みの時間を削減して授業数を増やすのも手ではないでしょうか。

 

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夏休みにより働きに出る時間が減少してしまうお母さん方も、学校が通常通り開校していれば気兼ねなく働きに出ることもありますし、「女性活躍社会」の後押しにもなるはずです。

 

更に、2020年にはプログラミング教育が必修化されます。

そうなればますます教育時間の確保は難しくなる一方です。

 

もちろん教員数の確保も欠かせませんので、市のみならず県の協力も欠かせません。

(基本的に教員は県から配置されるため)

 

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エアコンが設置されると「エアコンが設置された!子供達が喜ぶぞ!」という話題性だけが先走ってしまいます。

それも大事なことではありますが、もっと先を見据えたときに今の子供達にどのような教育環境を整えるべきかが重要ではないでしょうか。

 

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川越市議会議員 あけど亮太
現在二期目1981年2月20日生まれ
川越市石原町生まれ、川越育ち 川越市立名細小・中学校出身
2011年 みんなの党から立候補 一期目当選
2015年 みんなの党解党に伴い無所属にて立候補 二期目の当選

●あけど亮太ホームページ http://www.akedo.info/

■ファイナンシャルプランナーとして小学生を対象にお金にまつわる講演を実施
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