ひとみ、ひとみよ、、、 | あけどのBlog

ひとみ、ひとみよ、、、

こんばんは、あけど亮太です。

4月末、残念なニュースでありました。
以下ご覧ください。

JAXA、X線天文衛星「ひとみ」運用断念 機能回復は期待できないと判断- Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00000080-it_nlab-sci


簡単に言うと、

「宇宙航空研究開発機構(通称JAXA)がぶち上げた衛星が壊れた」

というものです。
このニュースに対して、ネット等では宇宙開発無駄論が再燃したのはいうまでもありません。


何故ならJAXAの予算は年間約2000億円(補正含め)。
※1 35万人都市の川越の年間予算(特別会計含め)とほぼほぼ同額。
※2 全府省庁の予算でみれば3000億円越え。

その金額からお叱りの声もわからなくはありませんが、私は実験に失敗はつきものだと思うし、むしろ宇宙開発研究費用はもっと予算を付けるべきと考えます。

なぜなら衛星は素晴らしい機能を持っているので、その機能を確固たるものにする為ならばこの倍あってもお釣りがくる政策が宇宙開発だからです。


衛星には様々な種類があります。

メジャーどころでは「ひまわり」。天気予報で良く目にしますね。

他にも日本には数多くの衛星がありますが、中でも「だいち」「しずく」は人命に直結する衛星でもあります。

「だいち」は地表の状態を観測できるため、より精度が上がれば火山活動や地殻変動をかなり正確に把握する事が可能になり、火山の噴火や地震を事前に察知し、退避命令を出す事が出来ます。

「しずく」は雨水や海水面を観測できるため、より精度が上がれば事前の洪水警報を打ち出す事が可能になったり、ポジティブな使い方としては漁業管理にも活用できます。

他にも数多くの活用が期待される衛星機能ですが、まだまだ理解が広がっていないのが現状であり、予算に対して厳しい意見があるのが宇宙開発という分野です。


大震災対策は命に直結する施策です。
災害は当然経済的にも大きな損害を生み出しますので、事前に対策を打てる施策である宇宙開発分野には更なる予算を投じるべきです。

とはいえ宇宙開発は国の分野ですので、「無駄使い分野」という誤解を払拭して更なる開発のサポートで多くの人命を救う為にも、国会議員の皆さん、頑張ってください!!

※ちなみに「ひとみ」は宇宙観測の為に運用されていました。