飛行機に乗って遠くまで。 | あけどのBlog

飛行機に乗って遠くまで。

こんばんは、あけど亮太です。

産業建設常任委員会による二泊三日の行政視察全行程を無事に終え、PM20時、川越に帰ってまいりました。

視察ルートは太宰府市→熊本市→鹿児島市。

一日目の太宰府市では、市民参加型の歴史活用を進める「景観と歴史のまちづくり」について視察を行いました。

歴史的風致維持向上計画、市民と共に歴史伝統を推進させる本計画では「市民遺産」という市民提案型の太宰府市の歴史遺産を発掘、発信して参ります。
この市民活動に太宰府市は助成を充てることがなく、市民の自立性を求めている点に注目しました。
行政が市民に何かを託すとき、お金が発生しては「金の切れ目が縁の切れ目」となってしまいます。そうなる事がないよう初めから補助無しでも動き出せる市民に委託することで息の長い事業となることが期待されます。




二日目の熊本市では水を活用したまちづくり「くまもとウォーターライフの取組」について視察を行いました。

熊本というと皆さんくまモンをイメージする方が多いと思いますが、実は熊本市の水道水源は100%地下水で賄われている地下水都市なんです。



その為に断水の心配もなく、安定的な水の供給が行われています。
そして水に関わるスポットを積極的にPRする為に、環境整備を含め多額の予算が投じられている事に驚かされました。




ちなみにその予算の一部は法定外税で賄われており、そこからも官民の連帯感を感じることができました。
※法定外税とは自治体独自で課税する制度であり、制定するのに市民の理解は欠かせません。私はパチンコに課税するパチンコ税を議会で提言しましたが残念ながらまだ形になっておりません。






最終日の鹿児島市ではリフォーム等を支援する「安全安心住宅ストック支援事業」について視察を行いました。

昭和56年の建築基準法の改正に伴い、建築物の耐震基準が見直されました。
それにより、改正前の耐震補強補助はもちろん、バリアフリー等の高齢者の生活環境の改善となるリフォームに対する補助は多くの自治体で行われておりますが、鹿児島市では「空き家」にもリフォーム補助を充てていることに注目しました。

なぜならば鹿児島市の制定している「空き家条例」では空き家は所有者の責任で改修する事が記載されているからです。(ようするに空き家の手直しには自己資金での解決が求められている)

その整合性について確認させて頂いたところ、「安全安心住宅ストック支援事業」では、空き家のリフォーム後に活用(居住)が確認できた段階でリフォーム補助金がおりる仕組みとなっているとの事でした。

この点については職員さんの高い現場対応力が求められる事が想定されます。







そしてすべての視察を終え、その足で青年会議所の会議へ。




熱い議論を終え、帰宅からのブログ、そして今に至ります。

明日は31日のいじめ対策セミナーの動員であちこちを徘徊予定。
こちらもまた改めて告知するのでぜひご参加ください!