幼児教育の生み出すメリット | あけどのBlog

幼児教育の生み出すメリット

こんにちは、あけど亮太です。

議会運営委員会を終え、通告していた一般質問も正式に受理されました。

私はこれまで一般質問、質疑を通して情報活用能力を中心とした教育施策を提言してきましたが、今回は少し角度を変え、幼児教育を中心に進めて行きます。

もともと情報教育は、今の教育を受ける子供達が、将来社会の場に出たときに求められる能力の一つと考え、今時点での投資が必要であると強く訴えてまいりましたが、幼児教育もまた将来を背負う人財育成の観点より一般質問を進めさせていただきます。

まず、この質問を進めるに当たり、二つの幼児教育プログラムを取り上げます。

一つは「ペリー幼児教育プログラム」。
もう一つは「アベセダリアンプロジェクト」。


この二つは就学前の児童に対して、質の高い教育を施し、アベセダリアンプロジェクトでは30歳、ペリー幼児教育プログラムでは40歳時点まで追跡調査を行い、幼児教育の効果を進学率、非逮捕率、持ち家率、生涯賃金などで数値化したものです。





その成果は大きく、所得や生産性の向上、生活保護費の削減などから、投資収益率は15~17%という数字が算出されております。

これはプログラムを受けた子供達が成人後、毎年15~17%の税的収益を生み出す事が期待され、6~7年でプロジェクト予算を消化できる計算となります。

しかし、アメリカで行われたこのプログラム川越市にそのままあてはまる保証はありません。(あまりにも環境が異なりますので)

そこで、本市としての現在の幼児教育の成果が数値としてどのように推移しているのか、質問を通してその第一歩を確認していきたいと思います。

本市幼児教育の成果はどうなのか、その成果を図り、予算に対して収益率が上回るのであれば、幼児教育に対して更なる投資を行ってでも本市内のすべての未就学児に幼児教育が受けられる環境を作るべきであり、ひいてはそれが川越市の将来を強固なものとします。

その為にもまずは現状の数値化!
いきなり二歩三歩進めることは出来ませんが、一歩一歩着実に進めて行きたいと思います。