ソクラテスから学ぶ正義~私の根っこにある一冊~ | あけどのBlog

ソクラテスから学ぶ正義~私の根っこにある一冊~

こんにちは、あけど亮太です。

明日はいよいよ川越まつり!

あいにくの雨模様ですが、本番となる明日はせめて傘がいらない天気になってくれることを願っております。

さて、読書の秋ということで最近は夜な夜な積んである本をまとめ読みしています。

地方自治法の基礎から財政運営について。このあたりは次回の三月定例会の予算質疑の際に生かせる知識ですので、熟読し自身のものにしたいと思います。

他にもふるさと納税や死刑制度等々新しい情報の収集にも努めておりますが、「読み疲れ」した際に必ず読む一冊が私にはあります。



それが「ソクラテスの弁明」

議員をやっていると「なんで議員になろうとしたの?」と聞かれる事が多々あります。

議員を目指すにあたり様々な要因がありますが、その根幹となったのがこの一冊であり、ソクラテスの存在が私の人生に大きな影響を及ぼしたことは間違いありません。

「ソクラテスの弁明」とはソクラテスというギリシャの哲学者が無実の罪で裁判にかけられるお話です。

ギリシャの首都アテナイにて、当時ソクラテスは「真理追求」の活動を行っていました。(この辺りは説明すると長く、少し嫌味な感じがするので割愛)

その姿を見ていた当時の若者たちが、「すげぇ人がいるぞ!」とソクラテスファンクラブを結成。その様子を見ていたアンチソクラテス勢がソクラテスに難癖をつけて裁判にかけるところから物語が始まります。

ソクラテスはその裁判において、感情論ではなく理路整然とした自説で聴衆に対し無罪を証明しようとしますが、結果は僅差で有罪になってしまう、そんなお話です。

一冊を通していえる事は、そこには一貫した正義論と、論者としてのあるべき姿が示されており、学生ながらに感動したことを今でも覚えています。

議員とは本来、個々人の感情や損得に左右されてはいけない立場であると考えます。

ふと、自身の活動に迷った、悩んだ時すぐに読めるよう、私のバッグには常にこの一冊があります。
※最近は電子書籍版を買ったので入ってないときもありますが。。。

昨日、4冊目の「ソクラテスの弁明」を購入し、是非一人でも多くの方に読んでいただきたいと思い、珍しく書籍の紹介をしてみました。