福島県いわき市の視察を終えて感じた『復興』について | あけどのBlog

福島県いわき市の視察を終えて感じた『復興』について

こんばんは、あけど亮太です。

今日は早朝に川越を発ち、日帰りで福島県の沿岸部被災地における津波・原発事故からの復興状況に関する視察に行ってきました。

この視察はみんなの党で毎月11日前後に行っているACTION11という組織による視察となっております。

これまで視察やボランティアで東北には何度も足を運んでおりますが、これほどまでに過密スケジュールでの視察は初めて!濃密な学びを得る事が出来ました。

詳細は以下の通りです。

10:30 いわき駅集合
11:15 広野新妻有機農園さんにてヒアリング
12:20 学生さんを交え町内視察
13:00 楢葉町役場にてヒアリング
13:30 仮設商店街の視察
14:00 仮置き場の視察
14:30 富岡市内視察
15:00 富岡駅視察
16:00 復興活動を行うNPO団体「NPOみんぷく」さんへのヒアリング
17:15 地元復興活動を進める民間企業「夜明けの市場」さんへのヒアリング
18:20 夕食をとる間もなくスーパーひたち号に乗り込み22:30頃川越に帰還。

かなりハードではありましたが、それに見合うだけの収穫があり、これまで私が考えていた復興への意識が大きく変わりました。

今回の視察はスケジュールにもあります通り、その対象の方々が「農家・公務員・学生・特非・民間」と多種多様な方々。
それぞれ異なる視点からの声を聞かせて頂くことがこれほど貴重な体験なのかと改めて実感しました。


立場が異なれば震災への考えも異なります。
一言に「復興」と言えども、そこからイメージする形が異なる事です。


避難した人が元の家に戻るのが復興?
避難先での生活をサポートする事が復興?
まちが元通りになる事が復興?
まちを震災前とは異なる形で活用する事が復興?
東電が悪?それとも必要悪?



多くの生の声を聞くと、これまで霧掛かっており漠然としていた『復興』というイメージが次第に鮮明なものになってきます。

もちろん今、私の中で鮮明になった『復興』のイメージも数ある中の一つでしかありません。

しかし、私は「まちの形を元に戻す」「元の土地で暮らせる環境をつくる」だけではなく、そこから一歩踏み込んだ復興の必要性を感じました。

地方からどれだけの事が出来るかは分かりませんが、今回の視察で感じた復興の明確なイメージを持って、ここ川越市からできる事を少しづつ進めていきたいと思います。





高台から見る火力発電



広野駅が第二の堤防になった



新妻農園さんのアヒル農法



富岡駅は繁茂が茂っており立ち入り禁止に



楢葉町高台にて





新妻農園さんとのヒアリング



富岡市内スーパー駐車場は荒れ放題



富岡駅にて、軽トラックが津波で流され民家の中へ



車中より



広野駅にて