フィンランドの教育
こんばんは、あけど亮太です。
先の三月議会において教育環境について一般質問を行いました。
質問の軸は今後の社会変化を見据え、情報活用能力を習得できる教育環境の整備でしたが、次回はフィンランドの教育環境を参考にした質問を検討しております。
フィンランドの教育はPISA(国際学力調査)でも高水準の成績を上げており、その手法は以下のような内容となっております。
まず、その教育に関する権限の大半が国の手から離れ、地方で独自性を持った教育指針を打ち出しています。
それにより、現場に適した教育が施され、教科書に依存した知識だけではなく、社会環境に沿ったスキルが育まれています。
なぜこのような事が可能かといえば、教師の環境が日本とは大きく異なり、ひとクラスの少人数制と雑務の軽減が大きなポイントです。
日本の教師は授業を行い子供に学びを与えるという大きな仕事以外にも様々な事務(一年を通して行われる各イベントの作り込み等)が課せられます。
それでは本来の業務に没頭できない!ということで、フィンランドでは教師の時間にゆとりを持たせ、各教師が自ら学びを得るために学習、啓発セミナーなどを積極的に参加できる体制を整えています。
だから単純に地方に権限を移すだけではなく、権限を移譲した時に想定されるデメリットを国が見越し、施策を打ち出さなくてはなりません。
子供、教師、のみならず、親と行政が揃って同じ方向を向いて歩める教育環境をまずは川越市からつくりたいと思います。