地元への利益誘導
こんにちは、あけど亮太です。
ジメジメした天気が続き、連日梅雨を実感する毎日。街頭活動には優しくない日々です…
さて、議会が終わると地域活動です。
地元の自治会活動にお声掛け頂き、様々な会合に参加をさせて頂くと色々なものが見えてまいります。
私が政治に関心を持つにあたり、様々な要因がありましたが、そのうちの一つが「地元への利益誘導」です。
当時の私はまだ政治のせの字もわからない若造でしたが、「政治って地元の為じゃなく日本の為じゃないのかな?」とボンヤリと考えていました。
他にも様々な政治の問題(雨下りや縦割り等)から政治に興味が湧き、独学で政治を学び、議員事務所でボランティアを経て選挙にチャレンジしました。
そこで思うのがこんな事です。
国民は「地元への利益誘導」に対して厳しい声を上げます。私も同意見です。
それは、費用対効果として見た時に、同じお金(金額)でも本当に必要な箇所に当てることでその効果を大きく伸ばす事が出来るからです。
逆を言えばさほど必要性の高くない箇所でも、議員のゴリ押しでお金をかければ、かけた金額以上の効果がうまれません。
ならば国会議員は広く国を見て適切な予算配分をすべきと考えます。(市議は市を見て)
上にも書きましてが国民は利益誘導に厳しい声を上げます。
しかし、自分たちの事になると地元への利益誘導を求めます。
そしてその利益誘導が他地域と比べて費用対効果として効果が高いのかの検証もされていない事がほとんどです。
私はこの事に文句を言いたいのではなく、その危険性に警鐘を鳴らしたいと考えています。
地元への利益誘導を訴える方々は、自分たちが普段テレビに向かい、利益誘導をする政治家に厳しい声を上げている事と、同等の事を行っていることに気づいていないように感じます。
この認識はきっと言葉では埋めることは出来ません。私の諦めと言われればそうかもしれません。
この問題を打破する為にはこれから教育を受ける子供達に当たり前の政治を伝えていくことです。そしてその当たり前の環境が整い、時代が一巡したその時に初めて政治が正常化すると考えております。
追伸-私は自治会の活動などは歴史文化の伝統の観点から行政としてももっと力を入れるべきと考えておりますが、「地域のため」ではなく「川越のため」に効果があるのかの観点で考えなくてはいけません。