特定秘密保護法案に対して雑感 | あけどのBlog

特定秘密保護法案に対して雑感

特定秘密保護法案(正確には、特定秘密の保護に関する法律案)、様々な意見が飛び通っておりますし、法案とは本来多くの議論が飛び通って良いのだとも思います。

しかし、私は概ね賛成です。なぜならば

・案文(修正案)を見ていただければわかるとおり、対象は主となる目的は国の秘密を守る事、何故ならば外部からの侵略の危険性があるから。

・また、みんなの党の修正案により、有識者の意見を取り入れた案に対して閣議決定が手続きとして必要となる事で、国会の手続きを尊重しています。

・更にはスパイやテロリストなどへの対策として、外国の利益を図るもの、日本国民の生命、身体を害するべき情報の漏えいを対象として明確に打ち出しております。

・また、別表ではみんなの党案として、国民の生命及びや身体の保護、了解の保全や国際社会の平和と安全を追記しました。

・行政の長である首相にチェック機能を持たせることで民主主義が反映されます。

もちろん100%の法案ではないかもしれませんが、あまりにも批判意見が突拍子もないために私が考える賛成理由を述べました。

拉致問題のような一世代で解決しなくてはいけない問題では秘密期間が30から60年で良いのか疑問はあります。
しかし、外交、防衛、安全保障の観点からのテロリスト・スパイ対策は国が大々的に明言する必要があります。

その為にも本法案に対し、メディアも含め正確な情報発信が必要です。

知る権利が侵される、という方々は本当に自分から知る権利を行使しているのか、冷静に振り返っていただきたいと思います。

https://j-ishin.jp/legislator/news/2013/11/22/特定秘密の保護に関する法律案に対する修正案対照表.pdf



追伸:
今回の特定秘密保護法案に関して、一部の国民からのみんなの党への批判は分からなくもありません。それは表立って目につく情報が偏っているから。

しかし、みんなの党は参院選のアジェンダでも日本版NSCや、情報漏洩防止策の強化を訴えていました。それなのに今になって党内から本案に対して批判が出る事に「?」としか言いようがありません。