竜巻被害のつくば市へのボランティア | あけどのBlog

竜巻被害のつくば市へのボランティア

昨日の5月12日に竜巻による被害を受けたつくば市にボランティアに行ってきました。

つくば中央インターを降りるとそこには竜巻の影響を微塵も感じる事が無く、少し車を進めるとスーパーやコンビニ等も通常営業をしていました。
ボランティアセンター(通称ボラセン)に着いても辺りに変わった様子もなく、道路も建物も埼玉と変わりはなく静かな環境が広がっていました。

しかしボラセンから北に大きな道路を隔てた先の地区は全くの別世界、建物も畑も道路も何もかもが吹き飛ばされており、TVで報道されている竜巻被害の惨状が目に飛び込んできました。


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家屋は半壊、畑には瓦礫が散乱しており、場所によっては近隣の家屋から飛散している粉塵で空気が匂う事もありました。
しかし後ろを振り向くと静かな小道が遠くまで続いており、まさにそこは竜巻の足跡による境界線となっていました。
東北の大震災は被災地に近づくにつれ徐々に被害が大きくなっていきましたが、竜巻の場合はまるで区分けされたような被災となっており、この二つの特性の違いを感じ取ることが出来ました。

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(↑上の二枚の写真はあけどの立ち位置から見た前後の景色)

被害の大きなお宅には専門業者が入り整備・修繕を行っていましたが、比較的被害の小さいお宅では家主の方だけで瓦礫処分を行っており、高齢者の方には負担の大きい作業です。

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そんなお宅の瓦礫処理を手伝っていると、あちこちで上記のような張り紙を目にしました。
つくば市の職員さんに聞いてみたところ、この張り紙の貼ってあるものは市の管轄で処分をされるそう、パッと見たところゴミなのかそれとも積んである荷物か分からない時でも(中には表札に貼ってある事もありました)上記張り紙を確認して処分を進める事でスムーズな瓦礫処分が行えているようです。

お手伝いは3時間で切り上げさせていただき、その後は被災エリアを一周。
ぐるっと歩いてみると約1時間程度の範囲が大きな被災エリアでした。
しかし、専門業者もボランティアさんもかなりの人数が入っており、一週間も経たないうちにかなり復興は進んでおり、このペースで行けば比較的早い復興が望めるのではないかと感じました。

地元川越は比較的天災に強い土地だと言われておりますが、竜巻のような天災はいつ訪れるか分かりません。
その時、市や我々の対応と言うものは人の命に係わる問題となります。
今回のつくば市入りでたくさんの現地の方と話をさせていただき、必要な動きを見ることが出来ました。
この活動を地元で活かせるよう努めてまいります。

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