2012年4月1日。
明日から東京都の教職員としての仕事が始まります。
寄り道して、寄り道しての夢の実現に向けた第1歩。
「3年経ったら教員になる」と決意をしてから3年後、僕はどうにかまた
自分の描いた未来の軌跡の上に立っています。
大学を卒業してから、本当にたくさんのことがありました。
たくさんの出会いがありました。たくさんの喜びも、たくさんの涙もありました。
1年目。晴れてリクルートに入社して、華やかな営業の舞台を夢見て、
八王子の地で営業マンとして、働き始めました。
社会人としての基礎を学び、「努力が報われないこと」を知りました。
自分の能力が、社会の中では、ほとんど紙くず同然であることを思い知らされました。
何にも代えがたい友人と出会いました。
2年目。違う畑で心機一転がんばろうと、ブライダルの世界に入りました。
泥と埃にまみれてする仕事の苦労を知りました。
仕事に人生を捧げて生きる人の背中を見ました。
初めて恋に破れて涙を流しました。
仕事で、感動を与えることの素晴らしさを感じました。
人の人生に直結する仕事を目の当たりにしました。
仕事の緊張感を生びました。
3年目。フリーターをしながら教員採用試験に向けて勉強をしました。
絶対に受かる気がしなかったです。
知らず知らずのうちに、大きなストレスを抱えていました。
ただ一心に自分にできることをしました。
教員になった、自分の姿を描き続けました。
一生、一緒にいたいと思える人に出会えました。
初めて教員として、教壇に立ちました。
高校の合格発表の時振りに、教採合格を知った時は泣き叫びました。
工藤先生、と呼ばれることに慣れました。
自分の仕事を褒めてくれる人がまわりにできました。
4年目、東京都の教職員として、教壇に立ちます。
期待と不安が胸の中で美しい模様を描きながら混ざっていきます。
いい先生になんてならなくていい。
すごい先生になんてならなくていい。
ただ、英語だけ教える英語の先生にはなりたくない。
10年後ぐらいに、教え子が、ああ、あんな先生がいたなぁと
笑顔で思い出してくれれば、それでいい。そんな先生になりたい。
そして、セカイを明るくしてくれるような、そんな子どもを育てたい。
そんな子どもを育てられる先生と歩みたい。
そんな子どもを育てられる先生を育てたい。
たくさんの人に迷惑をかけて、たくさんの人に心配をかけて
たくさんの人に助けてもらって、たくさんの人に支えてもらって
たくさんの人から学ばせてもらって、たくさんの人から感動をもらいました。
その一つ一つの出来事が、これから教壇に立つ僕の、教えたいこと。
ぼくの新しい生活が、また始まります。
どうか温かい目で、また見守ってやっていて下さい。
今日まで、本当にありがとうございました。
挫けそうになったとき、あなたの顔を思い出して、また顔を上げます。
今まで、そうしてきたように。