「バレちゃ仕方ねぇ」
王神は全く悪びれる様子はない
「やっぱ、最低すね」
と、松原
「あっちの体力削るか、交代、前田!」
「ほい」
「7点取れ」
「いや、無理」
「5点までなら」
と、前田さんはマジ顔で
「無理、ルール把握しろ、あんたら」
と、松原のつっこみを背に前田さんは向かう
「いくぞコラ!」
と、威嚇するが、その手には毬が握られていた
「ボールにして、やりにくいし」
という冷えたつっこみで前田さんはベンチに戻る
「つめてーぞ!、もっと激しくつっこめや!」
と、野次る王神はバスケをする気はないのかも
早めに諦めるだろう、仲川は思った
だが仲川の予想は外れた
寄せ集めのAKB組の連中は意外に、栄に食らいついた
ケチャップシューズを封じた宮澤は、その後も素人にしては素早い動きで敵を翻弄した
増田さんや大島さんは中々のパス回しで松原をカバーし、地道に点を稼ぎ
内田、片山、田名部の3人は完璧とは言えないが守備で中々敵のボールを弾いていった
そして何よりエイリアン秋元さんはノーコンだが敵を戦意喪失させ、守備をがら空きにする
強豪の栄の横綱相撲が予想されたが、残り時間5分で16対13だった
「増田、ボールを宮澤と思って思いっきりいけ、何なら今行く?」
「先生、殺人教唆です、あとマジで叩こうとするな増田」
と、静かに怒る宮澤
すると、増田さんはファールからのフリースローに成功した
次のフリースロー
「先生…私にも何か…」
エイリアン秋元さんは怖い顔でアドバイスを求む
「点取ってくれないかな…」
「了解しました」
と、エイリアン秋元さんはボールを投げると天井を突き破り一周し、また突き破りゴールした、そしてまたフリースロー
「すいません、もう右手が」
と、松原は顔をしかめる
「無理ないすよ、殆どのシュートは部長が投げてるし」
と、労るように内田が言う
「じゃ次は左手で…」
「無茶言うな、鬼か!」
王神はちょっと考えると
「交代、仲川!」
という王神の声に、仲川は我に返る
「いけっか?」
と、王神
「先生…私は」
仲川は断ろうとした瞬間、松原が仲川に話しかける
「ねぇ…肩に力入りすぎ、気楽に投げない?」
仲川は黙り、そして頭で気楽にという言葉を繰り返す
「私やります」
「一つ頼む」
「ふぅ、いくぞ、気楽に…」
と、仲川は額の汗を拭うと、ボールを投げた
すると、ずっと見たかった光景が仲川の目に飛び込んだ
そして次は大家のフリースロー、これを入れたら勝ち、でも大家は外した、これで同点
「ゴメン…みんな」
誰も口を聞いてくれなかった、むしろ殴って
体育館裏、松原と王神は話していた
「大健闘ですよ、引き分けなんて」
「勝ちたかったんだけどな」
「勝てなかったんだから、4千円返して下さいよ」
「引き分けだから2千円な」
「何主導権握ってんですか」
「キツいな、この時期の3千円は」
「やっぱ、最低すね、あんた」
1ヶ月後
仲川は隣町の高校との練習試合で、仲川は完封勝利した
王神は全く悪びれる様子はない
「やっぱ、最低すね」
と、松原
「あっちの体力削るか、交代、前田!」
「ほい」
「7点取れ」
「いや、無理」
「5点までなら」
と、前田さんはマジ顔で
「無理、ルール把握しろ、あんたら」
と、松原のつっこみを背に前田さんは向かう
「いくぞコラ!」
と、威嚇するが、その手には毬が握られていた
「ボールにして、やりにくいし」
という冷えたつっこみで前田さんはベンチに戻る
「つめてーぞ!、もっと激しくつっこめや!」
と、野次る王神はバスケをする気はないのかも
早めに諦めるだろう、仲川は思った
だが仲川の予想は外れた
寄せ集めのAKB組の連中は意外に、栄に食らいついた
ケチャップシューズを封じた宮澤は、その後も素人にしては素早い動きで敵を翻弄した
増田さんや大島さんは中々のパス回しで松原をカバーし、地道に点を稼ぎ
内田、片山、田名部の3人は完璧とは言えないが守備で中々敵のボールを弾いていった
そして何よりエイリアン秋元さんはノーコンだが敵を戦意喪失させ、守備をがら空きにする
強豪の栄の横綱相撲が予想されたが、残り時間5分で16対13だった
「増田、ボールを宮澤と思って思いっきりいけ、何なら今行く?」
「先生、殺人教唆です、あとマジで叩こうとするな増田」
と、静かに怒る宮澤
すると、増田さんはファールからのフリースローに成功した
次のフリースロー
「先生…私にも何か…」
エイリアン秋元さんは怖い顔でアドバイスを求む
「点取ってくれないかな…」
「了解しました」
と、エイリアン秋元さんはボールを投げると天井を突き破り一周し、また突き破りゴールした、そしてまたフリースロー
「すいません、もう右手が」
と、松原は顔をしかめる
「無理ないすよ、殆どのシュートは部長が投げてるし」
と、労るように内田が言う
「じゃ次は左手で…」
「無茶言うな、鬼か!」
王神はちょっと考えると
「交代、仲川!」
という王神の声に、仲川は我に返る
「いけっか?」
と、王神
「先生…私は」
仲川は断ろうとした瞬間、松原が仲川に話しかける
「ねぇ…肩に力入りすぎ、気楽に投げない?」
仲川は黙り、そして頭で気楽にという言葉を繰り返す
「私やります」
「一つ頼む」
「ふぅ、いくぞ、気楽に…」
と、仲川は額の汗を拭うと、ボールを投げた
すると、ずっと見たかった光景が仲川の目に飛び込んだ
そして次は大家のフリースロー、これを入れたら勝ち、でも大家は外した、これで同点
「ゴメン…みんな」
誰も口を聞いてくれなかった、むしろ殴って
体育館裏、松原と王神は話していた
「大健闘ですよ、引き分けなんて」
「勝ちたかったんだけどな」
「勝てなかったんだから、4千円返して下さいよ」
「引き分けだから2千円な」
「何主導権握ってんですか」
「キツいな、この時期の3千円は」
「やっぱ、最低すね、あんた」
1ヶ月後
仲川は隣町の高校との練習試合で、仲川は完封勝利した