で、校庭である

王神を扇の要の位置として、AKB組の面々が集合した、と言っても王神が選抜したメンバー、大家、前田、大島、宮澤、増田、片山、エイリアン秋元、内田、田名部、そして罪の意識がない小嶋。

その面々から少し離れた場に数名の本家部員、つまり煮付けの被害を免れた部員達、ほぼ1.2年生だ、松原も見ている。

「揃ったな」
と、軽くバスケットボールをドリブルする王神

「先生」
と、大家が手を挙げる

「何だ、まだボケてねーぞ」

「いやその為に手挙げたんじゃなくて…いいです」

「では、出始めとして、掛け声の練習からやんぞ」
で、王神は声を張り上げる訳でもなく言った

「秋葉ーファイ、オー、ファイ、オー、ファイファイファイで、いく」
すると、早くも片山さんが挙手した

「先生、ファイファイファイじゃ逆に抜けてく感じです」
言われた王神は、珍しく片山さんの意見は一蹴しなかった

「じゃ、他にあるか?」

「先生!、こういうのはどうですか」前田さんが挙手する

「言ってみ」

「秋葉ーファイ、ファイ、オー、オー、ファイオ、オファイ」

「ヤケクソだな、言いにくいっしょ」
と、王神

「先生!」
と、次は増田さん

「よし、言ってみ」

「栄ー」

「他ねーか、無いなら俺のな」

「じゃ、私のどうです!?」
と、大島さんが挙手する

「もしつまんなかったら、ケツにシュートすっからな」
と、大島さんにボールを向けると、大島さんは手を下げた

「ねーのか、なかったら俺の 秋葉ーイエスノー、イエスノー、イエス、ノーノーにすんぞ」

「さっきと違うじゃないですか!」
大家がつっこむと端から本家部員が出てきた

「先生…あの、伝統的な掛け声があるんですけど」

「じゃ練習すんぞー」
と、王神

「聞いてやれよ!」

大家は大丈夫なんだろうかと心配になった

でもって本格的な練習が始まったのだが、仕切るのが王神、まともな訳ないので

「おらー!、飛んでくる球が一つとは限らねーぞ」
王神はボールを二つ同時に投げる

「限りますよ!」
と、宮澤さん

「何、よけてんだ大島!、プロの球はこんくらいのスピードだ」
機械でボールを乱射する

「プロ目指してません!、殺す気ですか」と、大島さん

「おら、炒飯はちゃんとドリブルしろ」

「できるか!」
と、田名部さん

「内田ぁ、グラサンはちゃんとキャッチしろ」

「どわっ!、レンズ粉々じゃないですか」

負けるんだろな…と、AKB組のバスケ部員、仲川遥香は思っていた。