大家はひょうたんを恐る恐る掴んだ

「うっ!」
シーンとなる

「あれ?」

「これ説明書じゃない?」
小嶋さんは教卓の裏に貼りついていた紙を王神に渡す

「何々、これは触った方の理想の世界を一定時間だけ、楽しむ事ができます。」

「じゃあ、何で私には反応しなかったんですか?」
と、疑問に思う大家

「尚、あまりにしょうもなかった場合は、反応しない時があります」

「誰がしょうもないんじゃ!」
と、大家はキレる

「へぇ、まぁ俺はそういうのはあんまし興味ねぇが…ちょっと面白そうだな」
王神はひょうたんを見回す

「てか、第一誰がこれ置いたんすか?」
と、増田さんは聞く

「ま、今はんな事いいとしてよ…」
王神は時計を見た

「次の授業、俺の国語だろ?」

「説明書に、触った人に触れている人も同行できますって書いてある…」
と、王神は説明書を指差す

「このひょうたんを使って誰かの理想の世界へ行く!」
えー!という声が上がる

「ちなみに一度行った佐藤は無しな」

「まぁ…」
と、夏希さんは制服をちゃんと着る

「てか、見たくねぇ…」
と、顔をひきつらせながら宮澤さんは言う

「私の世界はどうでしょう?」
と、内田さんは手を挙げる

「いや…死にたくないから、却下」

「はい!」
と、片山さんが挙手する

「何だ?」
と、興味なさそうに王神

「私の…」

と、言い終わる前に前田さんが勝手にひょうたんに触れる

「げっ、前田さん!」

「ちょっ…」

「てめー何やって…」

王神、大家、片山の3人がひょうたんに触れた前田さんに思わず触る

「ぐっおぁぁ!」
と、4人は吸い込まれた。