特に何もない校長室、部屋の中央にソファとテーブルがあり、窓の後ろに校長のデスクがある。

デスクにいるのは5.6代目の校長の宮川校長だ。

職員室での朝礼の後、王神はこの校長室に呼ばれていた

「ま、単刀直入に言うと、王神先生」
宮川校長は口火を切った

「君んとこの生徒ってもの凄い成績悪い訳じゃん、ん?、これテストの点数?、AKBの平均年齢じゃね?、的な平均を叩き出してる訳なんよ、テストの度に」
低い声色で言う宮川校長、

「んな事、知ってますよ、担任だし」
そう返す王神は、ソファにふんぞり返り、テーブルに足を置く

「てか、校長の話聞く態度じゃないわな」
校長が静かに怒った後、野呂教頭が一喝

「王神先生、真面目に聞きなさい」
教頭はポテチを食べながら言い放つ

「てめーもな」
王神は静かにつっこみ、テーブルのお茶菓子を7.8個掴み内ポケットに入れて、デスクの前に立つ

「めっちゃ堂々と盗んだね、ま、それはいいとして」
校長は話を続けた

「とにかくこれ以上AKB組の学力が落ちると、他クラスの士気に関わるんだよね」
「じゃどうしろっての?、局長」
「校長ね、ま、強硬な手段を取らして貰おうかとね…」
「強硬な手…まさか…」
王神は唾を飲み込み、言った
「コチョコチョ?」

「何でやねん、てか、お前の脳味噌コチョコチョしたいわ、じゃなくて」

校長はデスクを叩くと、説明を始めた

「次の休み明けテストでクラス全員が1科目だけでいい、80点取る事、それが出来なかったら…」

「デコピン」

「ちげぇって」

「じゃチョップ」

「だからちげぇって、お願いだから聞いて」

「クリア出来なかった場合は、AKB組全員、土日も残って補習!、アンド!」
校長は王神に指を突きつけ
「あんたの給料20%カットだ!」

「に…20%カットだと!」

王神は両目を見開き校長の眼鏡を叩き壊す

「何で壊すかな!、てか、120%私の眼鏡壊れた…」

「冗談じゃねぇ、何であの馬鹿共のせいで俺の給料がカットなんて」

「仕方ないやろ」
校長は息をつく

「もう決定事項っすか?」

「そうや」

「上等だよ、1科目?、やってやるよ、土日の補習?、20%カット?、けっ甘っちょろい、どうせなら平日の放課後も補習&10%カットにしてやっていいぜ」

「いや、自分のペナルティ軽くしてもバレッから…まぁ平日もええで…」

「その代わり、俺の給料は10%カットで」
「そこは譲れないのね」

「当たり前でしょ」
と王神は教室を後にする。