テーマは「私○○店好きなんです」

いろんなものが置いてあるホームセンターを見てまわるのが好きな人ってけっこういますよね。
自分の手で一から家を建てよう、という壮大な夢を持つ人がウロウロしているところ。
えっと、家といっても犬小屋ですけど。
ワタシはそういう場所も、少しは好きですが、どっちかっていうと、文房具店かしら。
いろんな面白い文房具が置いてあるところ。
今の小学生とかは、キラキラしたのとかカワイイ文房具がいっぱいあってうらやましい。

といっても最近はそんな最新式文房具を見てまわる、ということはあまりしなくなりました。
ボールペンは、おまけでもらったボールペンだし、ノートは結局、コクヨのcampusというのと、ジャポニカ学習帳が一番使いやすいのだ、ということがわかった。
そんなんだから、最近まで「フリシャー」の存在を知らなかったのです。
振るだけで芯が出てくるシャープペンシル。
シャーペンはカチカチするのだとばかり思ってたじゃないか。
あと、ノリも修整液もテープ式になってたし、ワタシの知らないあいだに文房具はワタシを取り残してドンドン進化していたのであった。
しかし、どれだけ文房具が進化しても、

「消しゴムの消しカスを集めて消しゴムを作る」


というのと、


「ボールペンをバラバラにして組み直す」


という壮大な夢は、何十年何百年と続く、子どもたちの夢であるらしい。
誰が教えたわけでもない、この壮大な夢が、脈々と受けつがれているみたいです。

今でも我が家のエンピツたてには、多数の筆記用具が立っているけど、そのなかで使えるものは1本くらいしかない。
いつだったか、電話がかかってきてメモを書こうとしたけど、鉛筆立てにたくさんある筆記用具のなかで、どれひとつとして使えるものはなかった。
そう、インクが出なくなったものとか、出なくなってガスの火であぶった結果インクが最初だけじゅるじゅると大量に出て力つきてしかも胴体部分が溶けて変形したのとか、バラバラにしたボールペンの違う種類どうし組み替えた結果、芯が出なくなったのとか、書こうとすると芯がへこんでいって書けないのとか、妙にウエスト部分がへこんだボールペンとか…
結局、何が使えるかっていうと、ボールペンの芯だけで使うのが一番確実なのであった。
いくら新しいボールペンをおいておいても、いつのまにかバラバラにされてしまうのだから。
ボールペンの芯だけで文字を書いていると、なんだかミョーにビンボくさい気分になる。
あと、好きな○○店は「書店」かな。