【RE:GAT-X】虚空の闇
…男は一人、夜の街をさまよい歩いていた。
手には飲みかけの缶コーヒー。
そう、季節はいつの間にか、夏。
男の孤独を癒してくれる、熱い相棒は、いない。
「…くっ…!しるこさえ…傍にいてくれれば…」
代わり映えのしない商品ばかりを明るく照らし出す、
無慈悲なまでに愛想のない自販機を、睨む。
しるこ…
ああ、彼の回し蹴りは素晴らしかった。そう、「愚か者!」
と言わんばかりに…
それはミルコであろう。
クロコップ、という名前がクロアチア人のCOP(警察官)
だということを知ったとき、妙な親近感を覚えたものだ。
それってあだ名じゃん…と。
…いつの間にか、歩道橋を上っていたようだ。
眼下に流れる、テールライトの灯り…
そういえば昔、真夜中に、「…いまあたし、歩道橋の上にいるの…」
と電話をしてきた子がいたことをふと思い出す。
「…ここから飛び降りたら、楽になれるかな?」
当時は、バカなことを言うもんじゃない!
命はたった一つの尊いものなんだゼェ!
と叱咤したものだったが、今こうしてみると…
いや、相当スピードを出してきている車にタイミングよく落ちなければ、
楽にはなれないだろう、と思う。
下手したら、長距離トラックの荷台に落ちて、
そのまま築地に出荷されてしまいそうだった。
ふっ
ふと、自嘲する。自分は担がれたのだ。
だが、それがなんだというのか。
一人の子羊の悩みを取り去ってやれたことに間違いはない。
問題は…そんなことではない。
闇の中に飛び込んで行った、あの小さな光。
手を伸ばしても、そこからすり抜けていってしまう命もある。
男を、今もなお苛み続けているのは、そのことだった。
…高層マンションの非常階段から、消えていくアイツ…
…さようなら。いままで、たのしかった…ありがとう…
男は、スローモーションのように夜の闇に吸い込まれていく、
そう、声を。
彼女の声を、確かに聞いたのだった。
ふと、時計を見る。
25時30分
…やるなら…
やるなら今しかない!
男は走った。夜の街を。
彼女を…!
もう一度その手に取り戻すためにっ!
あきらめて、新しい彼女を手に入れようとしたこともあった。
いや、むしろまったく違うタイプの彼女を作ろうとしたこともあった。
だが、やはり!
…彼女は、男が住まう高層マンションと、
その隣の雑居ビルの間に消えて行った。
その隙間、約1m…
普段は、入れないようにちいさな扉がついた壁になっている。
その高さ、約2m…
身長1m80cmの男より、ちょっとだけ高いくらいだ。
人目さえなければ、
男にはその高みに軽々と登れるくらいの高機動性はある。
素早く左右に狼の如き視線を走らせる。
…今だ!
男は、まるで弓矢を引き絞るイカロスの如く両足に力をため、
一気に解放した!
軽く、飛び越える。
そして、湖面に舞い降りる白鳥の如く、着地する。
果てしなく美しい…
男の、その一連の動作をもし目にするものがいたならば、
一瞬の内に狂おしいまでの恋に落ちてしまったに違いない。
ともすれば、不法侵入罪とも思われかねない行為を
見とがめられないために、人目を避けただけではないのだ。
それが、男の優しさでもあった…
暗い…
その場所は、どこまでも暗闇につつまれていた。
だが、男は決して、後先を考えずに行動するタイプではない。
常に二手三手先を考えているのだ。
その割に…若さゆえの過ちを犯すことはある。
そんな茶目っ気も持ち合わせているのであった。
そう、男はおもむろに携帯を手にすると、ライトを点けた。
捜索にはかなりの時間を要するだろうという予想に反して、
…彼女は、すぐに見つかった。
あれから、数か月もの年月が経つというのに、
男の手からこぼれ落ちていったそのままの姿で、
そこに、いた…
男はしばらく、その場を動けなかった。
そして、その名を呼んだ
「…トーデスブロック…」
と、いうことで!!
トーデスブロックも無事回収して、
ちょいちょい追加工作などしてみて、
カラミティ、完成しました~!!
一応、各所にディティールこまこま追加して、
軽くウェザリングなど…
ああ、やっとRE:GAT-Xが終わった感じです…
んでも、実は最近…
最新キット!!
MGマラサイ作ってました!!(ウソ)
…GM改のパーツに、マラサイの外装つけたみたいな。
うしろ。
ポーズ!
…実は、GATコンペにはこの武器を持たせてたりして…
だから手が赤かったという…
そして最近…
遊びで、こんなん作ってました!
HGベース、SDアタマに1/100のパーツを合わせてます。
しかし、MGでない無印、OOのキットってけっこういい感じ…




