゛4なんや"って受け入れたっていうか

ーメンバーが、゛7人でのデビューにいちばんこだわったのが、しげだった"って言ってたよ

「そうなん!?そう見えてたか~。なんか不思議やね」

ー7人にこだわったのはなぜ?

「うーん、美談にしたくないんで先に言いますけど、カウントダウンのとき……やっぱり、事務所の意向がいちばんやったから、1回、4でいくってなったタイミングでは、俺も゛4なんや"って受け入れたっていうか。でも、でもなんかこうモヤモヤが4人ともあって、7って想いを捨てなかったんかな。うん。捨てられなかったんですよ。カウントダウンのときは、それを必死に抑えてる感じがあって……」

ー今、7人でよかったなって、どんな瞬間に思う?

「正直、4から7になった経緯に関して改めて考えることは、今までほとんどなくて。自分の中では忘れたいことなんで。だから今、考えてみると……、7人でよかったって思う瞬間は……毎日ちゃいますか。何かが起こって゛わっ!7人でよかった!!"って思うんじゃなくてこうやって7人でいるのが当たり前になっていることが、やっぱいちばん幸せで」

ーじゃあ、これまでのこといろいろ聞こうと思うけど大丈夫?

「はい。俺はけっこう隠してきたんで、自分のこと。あんまり、本音を出すん嫌いなんですよ。今日は、正直に話そうかなって思ってます(笑)」

完全にスネ夫タイプ、クソガキでした

ー小さいころ、どんなコだったの?

「頑固だったらしいですね。姉が3つ上なんですけど、オモチャにしても、食べるものにしても、゛お姉ちゃんといっしょがいい!"って頑なだったらしいです」

ー気が強かったんだ。

「でも、めっちゃ泣き虫でしたね。すぐ泣いてました。口ゲンカで負けたときとか、泣きたくないんですけどガマンできないんですよ。まあ、でもクソガキやったかな、ホンマ。いたずらもいっぱいしたし」

ーそこ、今も変わらないじゃん。濱田(崇裕)くんが、「どっかで自分のケータイが鳴ってるって思ったら、しげがパンイチでブルブル小刻みに震えてて。よく見たらお尻の割れ目に俺のケータイがはさんであった!」って言ってたよ。

「ハハハハハハ。やりました、やりました。やったらあかんこと、すごくやりたくなるんですよ。濱ちゃんの困った顔見るの好きなんです」

ー小さいころから変わんないんだ。

「あ、でも俺、小さいころは、なんかもっと屈折してたっていうか。ひねてたっていうか。小学生のときとか、草を口にくわえてシーソーで寝てたりとかしましたからね」

ーどういうこと?

「大人って食事のあとに爪楊枝をくわえたりするじゃないですか。それがカッコいいって思ったんでしょうね。ちょっと人とちがうことするのが好きなんで。みんなが無邪気に遊んでる中、゛俺はチゲーぜ"みたいな。さすがにすぐ気づきましたけどね。これ、ちがうわって(笑)。完全に俺の中の黒歴史ですね」

ー 人とちがうことが好きだったんだ。で、こじらせたと。

「そうっすね(笑)。ズルイとこもありましたね。クラスで騒いだり、悪さしたりするじゃないですか。でも、自分から率先してはやらないで、誰かがやってるのにのっかるんです。先頭に立つと、いちばん怒られるから。完全にスネ夫タイプでしたね」

ーそうだったんだ。

「ウソも、まあようつきましたし。小5とかかな!?塾の帰り道、家まで歩いて10分くらいだったんですけど、その日、何かすごく怖かったんです。ビビリだったんで。家に電話して、ウソついたんですよね。゛変なオッサンがついて来たから迎えに来て"って(笑)。ものの数分で、おとんが走って来てくれて。こすいでしょ?」

ーたしかに(笑)。中学では?

「まだ、こじらせてましたねえ。帰り道でクラスの女子が前を歩いてたら、急に走って、横を通りすぎるとき、゛やべ、遅れる!"みたいに時間に追われてるアピールして駆け抜けて。見えなくなったら、また歩くみたいな。そういうのがカッコいいと思ってて(笑)」

ーハハハハハ。何か中学時代にがんばったエピソードとかないの?

「うーん、部活もやめて、家でテレビゲームばっかやってたからなあ」

ー部活、なんでやめちゃったの?

「流されやすかったんですよね。テニス部に入ってたんですけど、そもそも小5、小6とサッカークラブに入ってて。中学に入ったらサッカー部に入るつもりやったんですけど、ちょうど『テニスの王子様』が流行って、サッカークラブに入ってたヤツの半分くらいがテニス部にいきよったんですよ。俺も流されてテニス部に入って。なんかチャラいヤツが多くて、練習中も先輩と゛ウェ~イ!"みたいな感じでふざけて、ろくに練習もしない。その先輩がワーってやめて、ヘタレで数少なくなったら何もできへんから、俺たちもやめて。それでゲームざんまい。マジで自分でもクズだったと思います」

ー小さいころの夢って何だった?

「うーん、友達が゛サッカー選手になりたい"って言ってたら゛俺も~"って言ってたし、幼稚園のころなんかめちゃくちゃで、゛大毅と大工は似てるから大工になる!"って。もう名前の響きにすら流されてたっていう(笑)。本気で何かに憧れたり、目指したいと思ったことがなかったんですよね。将来なりたいこと、なんにもなくて」

どっかで探してたんだと思うんです

ーじゃあ、オーディションを受けたのも流されたとか?

「正解!ジャニーズのこと全然知らなかったし、それこそ゛ケッ!"って思ってましたからね(笑)。完全に嫉妬なんですけど。キャーキャー女子に言われやがってって」

ーそれが、またなんで?

「中2のとき、職業体験ってのをやったんです。5人ひと組班を組んで。ジャニーズに入りたいって思ってる友だちとたまたまいっしょで。同じ班の女子もジャニーズが好きで。゛私、履歴書の送り方しってるよ"って話をしてた流れで゛重岡もどうや?"って誘われて」

ーいっしょに送ったんだ。

「はい。でも、゛まあええよ"みたいなことを口では言いながら、内心、゛いけるんちゃう、俺"ってのは、ちょっと思ってて(笑)」

ー腹黒い!

「でしょ。で、いっしょに履歴書を書いて、友だちはいっぱいアピールポイントを書くんです、びっしり。でも俺ん中では、がんばるってことがなんか恥ずかしかったんで、゛別に受かりたくないよ"って感じを醸し出しながら、テキトーに書いたんです。゛特技、サッカー"みたいに、どこもひとことだけのスカスカの履歴書を書いて。写真もテキトーに撮って。写真と書き終わったのを女子に渡したら、あて名を書いて、のりづけして持って来てくれて、゛あとはポストに出せばいいだけだから"って。俺、それを1回、家で開けたんですよね」

ーなんで?

「内心、写真の映りが悪いなあって思ってて(笑)。夜中にこっそり証明写真を撮りに行って、貼り直して送ったの覚えてます」

ーそして、書類選考合格の通知が届いたんだ。

「半年くらいしてかな。完全に忘れてて。恥ずかしかったんで、親には言ってなかったんです。そしたら、おかんが゛ジャニーズ事務所ってとこから何か来てんで"って。うれしくて、いっしょに受けた友だちにソッコー電話したんですけど、このときもやらかしてんですよね。いきなり゛俺、受かったでえー!!"って電話して。友だちは受かってなかったのに」

ーたしかに、やらかしてるね。オーディションはどうだった?

「緊張はしましたよね、やっぱり。人いっぱいいるし、カッコいい人もいっぱいおるし。余裕なかったんでしょうね、(藤井)流星といっしょだったはずなのに覚えてないんですよね。でも、関西jr.が何人かダンスを教えてくれたんですけど、その中に神ちゃん(神山智洋)おったんは覚えてんなあ。すっごい、キラキラして見えましたね」