20231231日に中国・北京開催の北京亦創国際コンベンションセンターで開催される第44IDO ACG EXPO (IDO动漫游戏嘉年华)AKB48 Team SHメンバーが出演しました。












IDO ACG EXPOは中規模のアニメ漫画フェスで、ビッグイベントではありませんが、北京で定期的に開催されている恒例行事。1231日に会場内で握手会とSpecial公演があるので、推しメンのイチゴちゃん(叶知恩,Ye ZhiEn)に会いに行ってきます。









天津入国、北京出国にノービザでチャレンジ



今回もいつも通りトランジットビザ免除で入国するので、ビザは取得していません。トランジットの場合はビザが免除されて144時間まで臨時入国できる制度です。ここでいうトランジットとはA国(香港、マカオ、台湾含む)中国→B国(同様)と移動することです。ビザが免除される制度なので、トランジットビザを貰うわけではありません。






今回は初めての試みとして入国と出国の都市を変えてみます。天津から入国して、北京からの出国です。北京市/天津市/河北省は一体運用していて、同じ地域内の対象空港(港、陸路)ならばどこから出入国してもOKです。入国と出国で別な空港を利用して許可地域を周遊するのは、制度の隙間どころか想定されている真っ当な利用法なので、トランジットの趣旨から離れるから避けた方が無難みたいな独自の解釈は不要です。







今回の行程は12月29日に天津航空でセントレア→天津、1月2日にアシアナ航空で北京→ソウル→セントレアとしました。やはり北京線はソウルを絡めるのが時間的にも費用的にも最適解です。5回ほど利用して余裕のトランジットビザ免除ですが、今回は初の天津航空を利用して天津から入国。そして入国と出国の都市が別ということで、どうなるでしょうか?皆さんの参考になれば幸いです。











セントレア出発



そもそも、北京のイベントに参加するのになぜ天津に行くのかというと、単純に年末で北京行きのチケットが高すぎたからです。後述しますが北京と天津は高速鉄道でわずか30分ちょっとで、運賃も日本円で1,000円程度。天津空港から天津駅が地下鉄で20分程度。北京便のチケットが高い場合は、天津も十分選択肢になり得ます。






グランドスタッフにもトランジットビザ免除制度自体ははかなり浸透している印象ですが、今回は天津入国の北京出国。北京市/天津市/河北省の一体運用が理解されているか多少の不安はありました。天津航空のチェックインカウンターへ。











トランジットビザ免除を利用することを伝えて、1月2日の北京→ソウルのアシアナ航空Eチケットを提示するとすんなりと分かって貰えました。慣れているようで頼もしい!ただ、今迄と違うのは書類を作成して現地に申し送りをしているようでした。ホテルの予約確認書もチェックされました。さらに、天津空港ではあらかじめトランジットビザ免除のweb申請も必要なようで、申請サイトで登録するように指示されました。これが大きく上海入国と違う点です。5分くらいでさっと登録できる簡単なものでしたが、チェックインカウンターでの入力は早くしなきゃと思いちょっと焦りました。入力するとこのようなQRコードが発行されます。キャプチャーで保存して完了。さらにAirDropで係の方に送りました。天津空港サイドにも共有されるとのこと。











サイトをみたら分かるように天津イミグレ専用のトランジットビザ免除申請サイト








ともかく、10分前後で搭乗券をいただき、いざ天津へ!!少なくともセントレアの天津航空スタッフは制度を熟知しており、非常に親切なのでトランジットビザ免除初心者にはおすすめです。天津入国なら北京と河北省にも滞在できるので、検討してみてはいかがでしょうか?











天津入国


飛行機を降りると若いイケメンのスタッフが待ち構えており、私だけを先導してくれました。まずは臨時入国許可を審査する窓口へ。飛行機から降りた人の中で私1人だけでした。英語の話せるイケメンスタッフが色々とサポートしてくれます。やはり、審査官にはセントレアから情報が伝わっているようでした。北京からの出国を伝えてすんなりと144時間のノービザでの臨時入国許可が下りました!もちろん、審査官には確認作業や入力作業があるので座って5分ほど待ちます。こちらが臨時入国許可のシール。






その次に通常の外国人入国審査に並びます。上海と大きく違う部分。上海ではトランジットビザ免除窓口=入国審査を兼ねていましたが、天津空港はあくまで別。特に質問は無くすんなりと入国成功!!






マンツーマンのアテンドが天津航空特有のサービスか、JALなどを利用して天津に行っても同じ、つまり空港(orイミグレ)のサービスなのかは分かりません。もしかしたらイミグレから航空会社への要請かもしれません。










天津→北京



天津から北京へは高速鉄道を利用します。天津駅から北京南駅はわずか30分ちょっとで、2等車で1,000円程度、1等車を利用しても2,000円弱。天津の空港から北京南駅までどれくらい掛かるのかをレポします。







15:25定刻にスポットに到着。15:30に航空機のドアが開きました。先ほど書いたようにアテンドされてトランジットビザ免除で入国できたのが15:50くらい。地下鉄がちょっと迷いましたが、ターミナルの地下2階に降りると地下鉄駅があります。







エレベーターで地下二階へ









チケットの買い方は上海と同じ










地下鉄に乗って天津駅に着いたのが16:30なので飛行機を降りてからちょうど1時間です。すぐに高速鉄道に飛び乗れれば17:00過ぎには北京南駅ですが、そうは上手くいきません。こんなにスムーズに事が進むとは思っていなかったので、予約済みの高速鉄道は18:24発。変更も可能ですが、面倒なので駅で食事でもしてゆっくり待ちます。







天津駅もよくある中国の高速鉄道駅。デザインや設備が統一されていて広くて綺麗。悪くいうと変わり映えしない。ただ、全体的に上海虹橋駅なんかと比べて薄暗く感じるのは気のせいでしょうか?








こちらが天津→北京南の高速鉄道。わずか33分で結びます。最近話題のインドネシア高速鉄道にそっくりですよね。それもそのはず、この型式CR400AFが輸出されました。









いつの間にか路線数が増えて物凄いことになっている北京地下鉄。北京南站から会場のある亦庄線の栄昌東街までは5元(100円)。ホテルも荣昌东街駅付近に取りました。路線図から見つけられますか?乗り換えが2回ありましたが、およそ30分で到着しました。いよいよ明日は観光、明後日はAKB48 TeamSHの握手会とSpecial公演です。











北京出国


12月29日に天津からトランジットビザ免除で入国し、1月2日に北京首都空港から出国のチャレンジ。北京首都空港では質問も一切なく出国スタンプを押されました。この記事が参考になれば幸いです。