北原里英の「けんどん」(注)から自分の48史が始まったオタクとしては、この演目は、外すわけにはゆかない。
(注)
小嶋陽菜、北原里英、高城亜樹による2009年8月15日『AKB48 分身の術ツアー』の「ハート型ウイルス」シャッフルバージョンにおける北原里英の「いい人だとはわかったけ(ン)ド(ン)」。
とはいえ、この日は、開演直前までロビーでウダウダしてたらNGTメンバーが大挙して入ってきて、とりわけ荻野由佳が、自分の座っていたソファーの隣のソファーに座っていた数秒間。
最初に登場したファーストシーンのスレンダーなシルエットとド迫力な目力のカッコ良さに、思わず目を見張ると同時に背中をのけ反らせて、はぁ~っと、唸ってしまいました。
最高にスタイリッシュな沖田総司である。
そのファーストインプレッションを最後まで継続して疾走した演技でした。
ではあるのだが、それに加えて新潟目線だと、「新潟に新たな居場所を見つけた北原が孤軍ではないにしても奮闘努力してNGTを今の隆盛にまで引き上げた功労者としてのその栄光の蔭には人知れず流した涙の量と孤独の深さは生半可でないわけがない」のだから、泣けて泣けて仕方ない筋書きな訳で、もちろん、北原さんが、どのくらい舞台の上で出来るのか、なんてことは、見る前からよく分かっていて、「分かっていましたよ」という感想なんだが、それは、川栄李奈の「AZUMI」を観た時と全く同じになってしまいながらも、それでもやっぱり、よくぞ期待に違わず頑張ったナア、としみじみしないわけにはゆかないのでした。
ポテンシャル的には、文字の世界、文章の方もキラリと光る才が潜在していて、知る人ぞ知る書き手なのだから、元?文学少女としての創作表現の方も期待したいところであります。
推しマイm(._.)m