徳島県警の菅沼篤本部長は十七日の県議会総務委員会で、県運転免許センター(徳島市大原町余慶)を徳島空港ターミナルビル跡地に移転させる方針を明らかにした。



 ターミナルビル跡地への移転は、昨年の県議会六月定例会で議員が提言していた。菅沼本部長は「移転候補地の有力案として検討してきた。ターミナルビル移転後の跡地や施設の活用が合理的と判断した」と述べた。移転の時期などは未定。



 ターミナルビルは、滑走路が二千メートルから二千五百メートルに延長されるのに伴い移転新築する計画で、二〇一〇年度のオープンを目指している。県運転免許センターは試験コースが一九六三年、本館が七三年に建築され、施設の老朽化が進んでいる。移転後の跡地(県有地、三・二ヘクタール)の利用方法は決まっていない。