第90回全国高校野球選手権大会の決勝が18日、兵庫県の甲子園球場で行われる。常葉菊川(静岡)と大阪桐蔭(北大阪)の組み合わせとなり、試合開始は13時。常葉菊川が勝てば初優勝(春のセンバツ大会は優勝1回)、大阪桐蔭が勝てば17年ぶり2度目の優勝となる。

 

 常葉菊川は、準決勝の浦添商戦で1イニング9得点、準々決勝の智弁和歌山でも同じく10得点を挙げている。一度火がついたら止まらない爆発力を持った打線は、いつ大量得点が入るか分からないという怖さを持っている。

 一方の大阪桐蔭も横浜・土屋、報徳学園・近田といった大会屈指と言われた好投手を次々と攻略し勝ち上がってきた。1回戦から準決勝までの5試合すべてで二ケタ安打をマークしていることに加え、横浜戦では1点の欲しい場面でスクイズを決めるなど多彩な攻撃が可能だ。

 

 ともに強力打線を誇る両校だけに、ポイントなるのは投手陣の出来だ。先発は常葉菊川が戸狩、大阪桐蔭は福島由の両エースが予想されるが、継投のタイミングにも注目していきたい。