ついに100万枚!!

元記事はYahoo!ニュースのスポーツ報知 です!


27日に発売されるアイドルグループ「AKB48」の18枚目シングル「Beginner」の初回出荷が103万枚に達することが25日、分かった。このまま売り上げが達成されれば、シングルの初動売り上げでは1999年11月に発売された宇多田ヒカル(27)の「Addicted To You」以来、11年ぶりのミリオンセラー。“音楽不況”のなか、とてつもない記録となる。

 デビュー5年目。新曲を発売するたびに、飛躍的に売り上げを伸ばしてきたAKB48が、ついにミリオンセラーを達成する。27日発売の18枚目シングル「Beginner」の初回出荷が103万枚を記録。レコード会社が注文を受けて小売店などに卸すのが出荷で、AKB48としては過去最高の出荷枚数となった。

 オリコンによると、このまま売り上げが達成されれば、シングル曲の発売から1週間の初動売り上げが100万枚に達するのは、宇多田ヒカルの「Addicted To You」以来、11年ぶり。オリコン・シングルランキング1位は確実な情勢だ。最近100万枚を突破したシングルとしては、2006年5月発売の秋川雅史(43)の「千の風になって」が約1年をかけて達成している。

 99年当時と現在とでは、音楽界の事情は大きく変化している。音楽ソフトの市場縮小、インターネットでの音楽配信の普及。日本レコード協会によると、CD生産額は98年の5878億円をピークに2009年には2459億円にまで減り続けている。その中での快挙達成の持つ意味は大きい。

 今回のシングルは新曲3曲など計6曲を収録。「Beginner」は激しいダンスが特徴で、センターポジションは前代未聞の6パターンからなる。ミュージックビデオは、映画「告白」などで知られる中島哲也監督(51)が担当。話題性十分、見どころ満載の一枚だ。

 AKB48では、これまで着実に新曲の売り上げを伸ばしてきた。今年に入り、「桜の栞」が初めて初動売り上げ30万枚を記録。「ポニーテールとシュシュ」と「ヘビーローテーション」は、2作連続で初動売り上げ50万枚を突破していた。

 タワーレコード広報室では「前作(ヘビーローテーション)より予約期間が短いですが、前作を上回る予約が入っています。ジャニーズのトップグループに匹敵する勢い」とコメント。音楽関係者は「普段はダウンロードなどで楽曲を購入する中高生がCDを買っているのが大きい」と話す。

 23日には初の韓国ライブを成功させたAKB48。11月にもマカオ、シンガポールなどで公演を予定している。音楽番組が目白押しとなる年末年始に向けて、勢いは加速しそうだ。