<全国高校野球選手権:作新学院6ー2花咲徳栄>◇17日◇3回戦

 今秋ドラフト上位候補左腕の高橋昂也投手(3年)擁する花咲徳栄(埼玉)が、3回戦で姿を消した。



 先発は今大会初登板の綱脇彗投手(2年)。2回に2ランを浴びるなど5点を失って降板した。高橋昂は1-5の4回から3番手で登板。最速146キロの直球を軸に粘りの投球を見せたが、序盤の失点が響いた。

 高校BIG3と呼ばれた好投手3人が、8強入りすることなく全て甲子園を去った。高橋昂は「流れを持ってくる投球をしたかった。自分の全部を出し切れたと思う」と振り返った。

(日刊スポーツより)

横浜・藤平、履正社・寺島に今日の花咲徳栄・高橋昴也といった高校BIG3と呼ばれた好投手3人を擁した高校がすべて敗退しました。横浜vs履正社というカードもありましたが3校に共通するのはこの3投手を温存して代わりに先発した投手が打たれてこの3投手がそれぞれ途中登板するも失点して流れを引き寄せられずに負けたことです。


代わりに先発した投手もプロ注目の投手でもエースの力が抜きん出ているのでエースが登板する前に点を取りたいという気持ちやエースが出てこないでなめられたという思いで相手打線が燃えて先制してエースが登板した時には時すでに遅しという展開になっています。


決勝に行くためにエースを温存したいという思いが3校とも裏目に出たなと思いました。甲子園を勝ち抜くためには投手の起用法が大きなカギになるなと思いました。この3投手はU-18アジア選手権のメンバーで日本の優勝のために投げる可能性がありそうですしなりよりもプロの舞台で投げ合う可能性があるかもしれないので次の舞台でパワーアップしていい投球を見せてほしいと思います。


高校BIG3は甲子園を去りましたが甲子園の主役はまだいます。明日は準々決勝で第一試合の常総学院vs秀岳館で履正社相手に粘りの投球をした常総学院のエース鈴木投手がセンバツ4強の秀岳館打線相手にどういう投球を見せるのかと第四試合の作新学院vs木更津総合で150km超の豪速球が武器の作新学院のエース今井投手と2試合連続完封の木更津総合のエース早川投手の投げ合いが楽しみです。


一方では前述の3校同様エースを温存する可能性がありそうですがその時は代わりに登板する投手が頑張ってほしいと思うとともにその投手が打たれたら早めの継投で勝負してほしいと思います。