◇第98回全国高校野球選手権大会第10日・3回戦 常総学院7―4履正社(2016年8月16日 甲子園)



 第98回全国高校野球選手権大会第10日は16日、甲子園球場で3回戦の4試合が行われ、第4試合は常総学院(茨城)と履正社(大阪)の強豪同士が激突。序盤に得点を重ねた常総が7―4で勝ち、3年ぶりの8強進出を決めた。

 常総は初回、清水の2点二塁打で先制。2回には有村の右中間2点三塁打などで3点を加点し、試合を優位に進めた。中盤以降もスクイズを決めるなど攻撃の手を緩めなかった。

 履正社は先発の山口が2回をもたず降板したのが誤算。エースの寺島を投入したが、直後に2点三塁打を浴びた。打線は2回に4安打で1点を挙げ、中盤も1点ずつ返し、9回にも加点したが、序盤の失点が響き、安打数で常総を上回りながら敗退した。これで近畿勢は準々決勝を前に全て姿を消した。

(スポニチアネックスより)


常総学院が3回戦で横浜を破った履正社と対戦しましたが履正社の先発の背番号は10番ながらプロ注目左腕の山口投手を早々と攻略してエースの今大会BIG3と呼ばれる好投手左腕の寺島投手を引っ張り出しましたが寺島投手からも点を取って常総学院が勝利しました。


常総もスクイズを交えて得点を重ねましたが常総先発のエース鈴木投手は三振を取れず再三ピンチを招く苦しい試合展開となりましたが要所を締めて序盤のリードを守りました。


常総は優勝候補の一角の履正社を破ってあのダルビッシュ有投手擁する東北を破った2003年以来の夏の甲子園制覇に前進しました。3年前に出場した夏の甲子園では現西武ライオンズの高橋光成投手を擁して全国制覇を果たした前橋育英に9回2アウトまでリードしていましたが常総のエースの飯田投手が脚のけいれんで急遽降板するアクシデントがあった影響もあって逆転で敗れました。

その経験や今春のセンバツでは初戦敗退と悔しい思いをしてきたので次も勝って全国制覇を果たしてほしいと思います。