演出家・蜷川幸雄さんの訃報を受け、娘で写真家・映画監督の蜷川実花氏が12日、自身のインスタグラムを更新し、追悼の言葉をつづった。



 実花氏は窓越しの花の写真をアップし、「今日、父が逝ってしまいました。最期まで闘い続けたかっこいい父でした。父の娘でいられたことを誇りに思います」とコメントを添えた。

 蜷川さんは昨年12月半ばに軽い肺炎を起こし入院。現場復帰を目指し強い意志のもと治療とリハビリに励んできたが、12日午後1時25分に肺炎による多臓器不全のため、死去した。80歳。

 通夜は15日午後6時、告別式は16日正午より東京・青山葬儀所にて執り行われる。喪主は妻の宏子さん。

 実花氏は写真家として活動をスタートし、2001年に「写真界の芥川賞」と言われる木村伊兵衛写真賞を受賞。07年に土屋アンナ主演の映画『さくらん』で監督デビューし、父と同じ演技の分野に進出した。映像作品では沢尻エリカ主演の映画『ヘルタースケルター』(2012)、AKB48「ヘビーローテション」(2010)や三代目 J Soul Brothers「花火」(2012)のミュージックビデオなどを手がけている。

(オリコンより)


 女優前田敦子(24)が12日、世界的な演出家蜷川幸雄さんが同日、80歳で死去したことを受け、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。



 AKB48卒業後の14年7月、蜷川さん演出の舞台「太陽2068」で、舞台初出演を果たしていた。「突然のことで驚きました。蜷川さんとは初舞台でご一緒し、なにも分からない私に多くのことをご指導いただきました。蜷川さんとの時間は私の宝物です。本当に寂しいです。心より御冥福をお祈りいたします」と思いをつづった。

 同年4月の制作発表会見で、蜷川さんは前田について「事前情報で、秋元(康)さんが心配してるとか聞いたが、お会いしてみたら、仲良くなるか大げんかするかどちらかと思った。きっと楽しく仕事できる」と印象を話した。前田も「初舞台なので、とても悩まさせてもらったんですけれど、初めて蜷川さんにお会いした時に『違う世界に連れて行ってほしいな』と思うことができました」と、世界の蜷川の初舞台に立つ喜びを口にしていた。

(日刊スポーツより)


蜷川幸雄さんが日本の演劇界を大きく作り上げてたくさんの日本を代表する役者を輩出したのかと思います。まだ舞台の演出をやりたかっただろうなあと思います。ご冥福をお祈りいたします。