3日、16年ぶりのJRAなでしこジョッキー誕生!!ナナちゃんこと藤田菜七子初登場で盛り上がった川崎競馬場。この日、菜七子は6鞍に騎乗し、結果は1レース8着→4レース4着→5レース2着→8レース5着→10レース13着。最終12レース(1500メートル、11頭立て、)はポットライジング(牡4、単勝4番人気)に騎乗。この日、初めての先行策。道中は2番手を追走。最終4コーナーで先頭の馬を交わし、直線入り口では先頭に躍り出たものの最後は人気馬に交わされて初勝利ならず。ひな祭りデビューらしく最後は見せ場十分の「3」着で締めくくった。

 この日の入場者は午後2時からナナちゃん効果で、一気に来場者が増え、前日(2日)重賞(エンプレス杯)があった6395人を上回る7214人!!売り上げでも昼間の普通開催日で10億円台を突破(通常、普通開催でJRA即PAT全レース発売なら8億か9億が相場)。まさに菜七子効果、ナナちゃんフィーバーだ。

 とにかく同期よりも、ひと足早く実戦を経験した強みは大きい。今度はJRAでのデビュー戦を迎える。3日、今週末の出走馬が確定し、菜七子は5、6日ともに中山競馬で騎乗する。

 5日(土)は1鞍のみ。中山2R3歳未勝利(ダ1200メートル、16頭立て)ネイチャーポイント(牡3=根本、重量▲53キロ)。

 6日(日)は2鞍。2R3歳未勝利(ダ1200メートル、16頭立て)ホシノブーケ(牝3=根本、重量▲51キロ)、12R4歳上1000万円級(芝1600メートル、13頭立て)スワンボート(牡6=大江原)。

 6日は菜七子が騎乗する2鞍で憧れの武豊騎手と2度も対決する。この日、川崎5レースでナナちゃんと2着争いを演じ、写真判定の末、3着に敗れた「大井の帝王」と呼ばれるレジェンド的場文男(59)騎手は「あの子乗れる。上手いよ」と18歳なでしこジョッキーをベタ褒め。今週末、菜七子が、あっさり初白星を飾るかもしれない。


(スポニチアネックスより)

藤田菜七子騎手は勝利とはなりませんでしたが掲示板(5着以内)には6レース中4レース入ってその内馬券圏内の3着以内に入ったのが2レースと大きな見せ場を作れたと思います。上々のデビューだったと思います。

本来のデビューは5日で6日には武豊にM・デムーロとルメールという今の競馬界を盛り上げている外国人ジョッキーと対戦します。騎乗馬の力量を鑑みると勝つのは難しいと思われますがこのトップジョッキー達の手綱さばきを間近で見てどう感じてどういうジョッキーに成長していくのか注目します。今後依頼が来る騎乗馬にも恵まれることを願います。


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今年の競馬界は藤田菜七子騎手のデビュー以外にも


・昨年の2冠馬のドゥラメンテが骨折から復帰して先日のGⅡ中山記念に勝利。日本馬悲願の凱旋門賞制覇に挑戦します。


・3歳牡馬クラシックはここ数年で一番かと思うハイレベルです。リオンディーズ(母シーザリオ)・エアスピネル(母エアメサイヤ)・ドレッドノータス(母ディアデラノビア)と2005年のオークス1~3着馬の息子がクラシックで対決する可能性が高く母シーザリオがオークスを勝ち息子リオンディーズもエアスピネルと昨年の朝日杯FSで対決して勝って親子で返り討ちを一度は果たして年が明けてエアスピネルはリオンディーズにリベンジなるか?皐月賞の前哨戦の弥生賞が今週末行なわれてこの2頭が再び対決します。

オークス1~3着馬の子どもがクラシックで対決するということになればおそらく日本競馬界史上初の出来事になるかと思います。一度はライバルとして対決した同士が今度は母として子どもに命運を託すという構図が生まれるのが゛ブラッドスポーツ゛と呼ばれる競馬の魅力だと思います。


あとはセガサミー代表取締役会長兼社長で「サトノ」の冠名でおなじみの里見治オーナー所有馬の2億4150万円の高額で取引されたサトノダイヤモンドが里見オーナーに悲願の初のGⅠタイトルをもたらすか注目です。昨年の日本ダービーではドゥラメンテに敗れてサトノラーゼンが2着・サトノクラウンが3着でした。

あとサトノ勢でサトノキングダムという馬も現在2戦2勝で皐月賞トライアルのスプリングSに出走予定なので注目の一頭です。


他には弥生賞でリオンディーズとエアスピネルに対決するマカヒキに共同通信杯で負けたとはいえ軽視できないハートレーとスマートオーディンに昨年の新潟2歳Sを圧勝したロードクエストと阪神JFを勝ったレーヴディソールをはじめとしてきょうだいが重賞戦線で好走する馬を数多く輩出しているレーヴドスカーの子レーヴァテインにも注目です。


・3歳牝馬クラシック戦線は昨年の2歳女王メジャーエンブレムの独壇場でメジャーエンブレムは先日のクイーンCを圧勝して今週末からスタートする桜花賞トライアルに出走せず桜花賞に直行するのでメジャーエンブレムを脅かす3歳牝馬がトライアルで名乗りを上げるか勝ち馬とレース内容に注目します。

・昨年外国人騎手初のJRA通年免許を取得したM・デムーロとルメールが外国人初のJRAリーディングジョッキーなるか?現時点ではルメールが33勝でリーディング1位でデムーロが28勝で3位です。(2位は大井競馬出身の戸崎圭太)デムーロは重賞5連勝中で今週もチューリップ賞ではシンザン記念2着のジュエラーに弥生賞でリオンディーズと有力馬に騎乗するので98年の武豊のJRA重賞連勝記録「6」を更新する可能性が大いにあります。


・演歌歌手の北島三郎所有馬キタサンブラック(牡4歳)が昨年GⅠ菊花賞を勝ち今年は武豊騎乗で天皇賞(春)に参戦する可能性があります。4月3日(日)の大阪杯で始動予定です。今年も競馬場でサブちゃんの「まつり」が響き渡るか注目です。

他にもこじはる命名馬のディープインパクトの弟モンドシャルナ(牡5歳)が500万条件を一番人気で勝ち約1年休養していたまいやん命名馬キミノナハセンター(牡5歳)が休み明けで1000万条件を2着と好走して2頭とも今年の飛躍を期待します。ハマの大魔神・佐々木主浩所有馬でGⅠ7勝ジェンティルドンナのライバルだったヴィルシーナの弟シュヴァルグラン(牡4歳)も古馬GⅠ戦線を沸かせそうな1頭で有名人所有馬・命名馬の活躍に期待です。



騎手では藤田菜七子にデムーロ・ルメールの外国人騎手の活躍に馬では凱旋門賞制覇を狙うドゥラメンテに3歳牡馬のリオンディーズ・エアスピネル・サトノダイヤモンド等に3歳牝馬のメジャーエンブレムと北島三郎所有馬の4歳キタサンブラック等注目の馬が多くここ数年で一番面白い日本競馬が見られるのではと大いに期待されます。