14日の東京11Rで行われた第50回共同通信杯(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、蛯名正義騎手騎乗の6番人気ディーマジェスティ(牡、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が中団追走から差し切ってV。タイムは1分47秒4(稍重)。

 人気を分け合った2頭が全く伸びない。伏兵陣が上位争いを繰り広げる中、力強く抜け出したのは人気薄のディープインパクト産駒ディーマジェスティだった。出走取消明けの1勝馬が大金星。クラシックへの登竜門レースを制した。

 レースはリスペクトアースが好スタートから先手を取り、ダンディーアローが2番手。スマートオーディンとイモータルが3番手を併走して、人気のハートレーは中団の外めからレースを進めた。リスペクトアースはよどみないペースで逃げ、直線に向いても粘りを見せる。しかし、好位のインを進んだスマートオーディンも、外に回ったハートレーも直線は全く伸びない。これに対して、イン追走から外に持ち出したディーマジェスティがグイグイと力強く伸びる。粘るイモータル以下をきっちりと差し切ってV。6番人気の伏兵が出世レースを制した。1馬身1/4差の2着は5番人気のイモータル。さらに1/2馬身差の3着には3番人気のメートルダールが入っている。

 ディーマジェスティは、父ディープインパクト、母エルメスティアラ、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬で、嶋田賢氏の所有馬。通算成績は4戦2勝。重賞初勝利。二ノ宮敬宇調教師は1998年エルコンドルパサー、08年ショウナンアルバ、11年ナカヤマナイトに次いで共同通信杯4勝目、蛯名正義騎手は08年ショウナンアルバ、10年ハンソデバンド、14年イスラボニータに次いで4勝目。

 蛯名騎手は「相手も強かったですし、3、4コーナーでは馬場が悪いところもうまくなくて、馬自身戸惑っていましたが、直線でエンジンがかかってからは、何とかなるかな、と。(出走取消明けだったが)馬は前回も良かったし、一頓挫あっても厩舎でうまく調整してくれました。ディープインパクト産駒らしく、フットワークが軽いですが、課題もまだまだたくさんあります。ただ、このメンバーを負かしたのだから、多少は自信を持っていいかもしれませんね。まだあたっていない強いところもたくさんいますが、その舞台に上がる権利はもらえたのでひと安心です。これからもいい競馬ができるように頑張ります」と4度目の同レースVに笑みを浮かべていた。

(サンケイスポーツより)

1番人気のハートレーと2番人気のスマートオーディンの2頭が最後の直線で伸びず大波乱の結果となりました。

その中でディーマジェスティが勝ってクラシック出走に十分な本賞金を加算しました。蛯名騎手と二ノ宮調教師は共同通信杯4勝目と相性が良いです。

蛯名騎手はクラシックで唯一日本ダービーを勝ったことがないので他にリオンディーズとかサトノダイヤモンドといった未だ無敗の強い3歳がいますがディーマジェスティとのコンビで悲願のダービー制覇なるか今後の走りに注目します。

こじはるは3連単5頭BOXを外してしまいました。4番人気だったリスペクトアースを3番人気のメートルダールにして穴馬をキングオブアームズではなく同じディープインパクト産駒でもディーマジェスティにしていれば的中できていたかもしれません。連勝が止まって残念です。


来週は今年初のGⅠでダートのフェブラリーSとなります。コパノリッキーの3連覇なるか注目ですがコパノリッキーはここ2戦7着・4着と馬券圏外だったので不安が残ります。


あとダートGⅠで10勝したホッコ―タルマエも登録していますが先月川崎記念を走って3月にドバイに行くと思われるので昨年11月から使い詰めになることとダート1600mはやや短い気がするので出走するかどうかです。

中央のJRAのダートGⅠは荒れる要素も大いにあるだけにどうなるか注目です。