大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が選曲・人選した『田中将大「僕がここにいる理由」』公演が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で初日を迎えた。



 著名人がプロデュースするAKB48特別公演第4弾。アイドル好きで知られる田中投手は「この子たちの公演が見たい!という思いで」横山由依、田野優花、木崎ゆりあ、小嶋真子、島田晴香、阿部マリア、永尾まりや、高橋朱里、加藤玲奈、武藤十夢、向井地美音、相笠萌、茂木忍、湯本亜美、達家真姫宝、樋渡結依のスターティング16を選抜した。

 公演名は「みんなにとっての原点を思い出すような公演になれば」という思いを込め、「僕がここにいる理由」公演と命名。セットリストも田中投手が「好きな曲の中から自分なりにバランスを考えて」選曲し、2012年に自らの登場曲として使用した「ファースト・ラビット」から“プレイボール”した。

 ユニット曲パートにはアルバム曲「友達でいられるなら」、“推しメン”高橋みなみが所属するノースリーブスのシングル収録曲「青春の木漏れ日」といったレアな楽曲も。MCでは「このメンバーで野球チームを作るとしたら」といった野球にまつわる話題を取り入れ、全17曲を披露後にはメンバーを代表して横山が、16人のサインが入ったカラーボールを投げ入れるファンサービスでも沸かせた。

 初日公演に先駆け、6日に同所で行われたゲネプロ後、田中投手に選抜された感想を聞かれた武藤は「ちゃんと一人ひとりメンバーを見て、選んでくれたと聞いたのでうれしかったです」とニッコリ。木崎は「(自分のことを)知ってるんだ~! みたいなところから入ったんですけど、すごくうれしくて」と喜び、5月のドラフト会議で1位指名されて加入した研究生の樋渡は「おじいちゃんが大ファンなので、喜んでくれると思います」と声を弾ませた。

 セットリストについて武藤は「アイドル好きと聞いていたので、かわいい王道系の曲が好きなのかなと思っていたら、意外とかっこいい曲、しっとりとした曲が好きなのかなと思いました」と指摘。横山は「田中投手というと、ももクロ(ももいろクローバーZ)が好きというイメージがあるんですけど、今回はももクロの曲がなくて、AKBの曲で選んでくれてよかった」とホッとし、記者陣を笑わせた。

 田中投手が同公演を観覧するスケジュールは未定。横山は「ニューヨーク公演をやりたい。会いに行くアイドルになって」と目を輝かせ、メンバーは異口同音に「この公演を観たうえでどういう感想を持ったか知りたい」「観ていちばんよかった子を知りたい」と興味津々だった。

■田中将大『僕がここにいる理由』公演
00. Overture
01. ファースト・ラビット
02. 僕の太陽
03. NEW SHIP
04. 少女たちよ
05. 君はペガサス(木崎、相笠、加藤、小嶋真)
06. エンドロール(田野、阿部、永尾、湯本)
07. 友達でいられるなら(武藤、茂木)
08. 青春の木漏れ日(島田、高橋朱、向井地)
09. 虫のバラード(横山)
10. てもでもの涙(達家、樋渡)
11. 重力シンパシー
12. 大声ダイヤモンド
13. 君のことが好きだから
14. 前しか向かねえ
15. Only today
16. 誰かのために
17. 夕陽を見ているか?
※M5~10ユニット曲

(オリコンより)

全体曲はコンサートの定番曲を多くいれてユニット曲では今年リリースしたアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」収録のゆいぱるのデュエット曲「友達でいられるなら」にノースリーブスの「君しか」のカップリングで隠れた名曲といえる「青春の木漏れ日」を入れるなど巧みに良曲を入れてきたという印象です。

ユニット曲のメンバーの割り当てはゆりあ・かとれな・こじまこといった前チームの劇場公演ではユニット曲のセンターを務めた3人が相笠萌との4人で「君はペガサス」をやったり14歳たつまきとチームAドラフト2期研究生の15歳樋渡結依の若い2人による「てもでもの涙」など意外な組み合わせが多かったと思います。



ゆいはんがヤンキースの「16人のサインが入ったカラーボールを投げ入れる」というサービスがありましたがこれがマー君公演の特色で今後色々なメンバーが行なうのではと思われます。

今回のマー君公演の初日メンバーは今年シングル選抜メンバーになったメンバーが8人(ゆいはん・たのちゃん・ゆりあ・こじまこ・じゅり・かとれな・とむ・みーおん)と著名人公演では最多でジキソーゆいはんに次世代エース候補が集結して将来的には後世に語り継がれる公演になるかもしれません。パフォーマンス・MCでAKB48の今後を担うメンバーたちの化学反応を楽しみにします。






AKB10周年まであと1ヶ月となりました。10周年記念コンサートにたかみなの卒業コンサートはどうなるかとたかみなの卒業日がいつになるのかと春の人事異動で発表された新体制による新公演はどうなるのかと気になることが多くありますが今後の発表を待ちたいと思います。