◆ソチ冬季五輪第13日 ▽スノーボード女子パラレル大回転決勝トーナメント決勝(19日、ロザ・フトル・エクストリーム・パーク) スノーボードの女子パラレル大回転決勝トーナメントが予選上位16人で争われた。世界ランキング2位の竹内智香(30)=広島ガス=が決勝で、世界ランク1位のパトリツィア・クンマー(26)=スイス=に敗れ、銀メダルとなった。アリョーナ・ザワルジナ(24)=ロシア=が銅メダルを手にした。男子は地元ロシアのビック・ワイルド(27)が優勝した。

 1回目、序盤でリード奪われたが終盤の急斜面で逆転し0秒30のリード。2回目、攻めの滑りを見せたクンマーに中盤で並ばれ、僅差で追いかけた急斜面で転倒、金メダルを逃したが今大会女子初のメダルを獲得した。女子のスキーでは2002年ソルトレークシティー五輪の女子モーグルで里谷多英が銅メダル以来12年ぶりのメダルとなった。



 予選トップの竹内は決勝トーナメント1回戦で予選16位のコリーナ・ボッカチーニ(28)=イタリア=を、準々決勝はキャロライン・ケールブ(35)=カナダ=を下し、準決勝では予選13位のイナ・メシク(23)=オーストリア=が2回目で転倒した。

 竹内は今季のW杯では3戦連続2位と好調。4度目の五輪でスノーボード女子悲願の初
メダルを獲得した。

 アルペン種目では1956年コルチナダンペッツォ大会で猪谷千春の回転・銀メダル以来、58年ぶりの表彰台となった。

(スポーツ報知より)

最後は転倒で金メダルを逃しましたがスノーボードのパラレル大回転という馴染みの薄い種目で今大会の日本女子選手初のメダルを獲得しました。パラレル大回転は競技全体で全体的に逆転するシーンが多く見られて楽しめました。

竹内選手はスイスまで武者修行して金メダルのクンマー選手らと同じ練習をして切磋琢磨しスノーボードも自身で開発をしたそうです。こういった努力が銀メダルにつながったのかと思います。銀メダルおめでとうございます\(^o^)/




一方でソチオリンピックの最大の注目であった女子フィギュアスケートでまさかの大波乱が



 ◆ソチ冬季五輪第13日 ▽フィギュアスケート女子ショートプログラム(19日、アイスベルク・パレス) フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央(23)=中京大=は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の転倒とコンビネーションジャンプが決まらない失敗が響き、55・51点でまさかの16位と出遅れた。鈴木明子(28)=邦和スポーツランド=は60・97点で日本勢トップの8位、村上佳菜子(19)=中京大=は55・60点で15位だった。史上3人目の2連覇を目指す金ヨナ(23)=韓国=が74・92点で1位。地元のアデリナ・ソトニコワ(17)=ロシア=が74・64点で2位。カロリナ・コストナー(27)=イタリア=が74・12点で小差の3位。

 第3グループの5人目に登場したヨナは、冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを決めると、3回転フリップとダブルアクセルも難なく着氷。ステップの体全体を使ったしなやかな動きで「悲しみのクラウン」を完璧に演じきり、74・92点(技術点39・03点、演技構成点35・89点)で首位に躍り出た。

 20番目で日本勢の先陣を切った村上は、自らポイントと話していた3回転トーループの連続ジャンプを見事に成功。しかし、3回転フリップが1回転になる失敗。演技を終えると厳しい表情でリンクを去り、自己ベストを10点以上下回る55・60点(技術点26・72点、演技構成点28・88点)に終わった。

 全米王者のグレーシー・ゴールド(18)=米国=は3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを成功。後半のダブルアクセルの着氷もこらえると、自己記録に迫る68・63点(技術点36・55点、演技構成点32・08点)の高得点をマークした。

 “勝負服”を鮮やかな赤に変更した鈴木は、3回転トーループの連続ジャンプが1回になってしまい、回転も不足し2回転の判定。それでも3回転フリップを3回転ルッツと2回転トーループのコンビネーションに変更し、失敗を最小限にとどめる気持ちの強さが伝わる演技。60・97点(技術点28・71点、演技構成点32・26点)でフリーでの巻き返しを狙う。

 団体で金を獲得したユリア・リプニツカヤ(15)=ロシア=は、最初の3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを決めると、ダブルアクセルも成功。しかし、最後の3回転フリップで転倒するまさかの失敗。その後は柔軟性のあるスピンと、リプニツカヤしか出来ないキャンドルスピンで観客を魅了。65・23点(技術点33・15点、演技構成点33.08点、減点1点)の得点が表示されると、コーチに肩を抱えられながらうつむいた。

 12年世界選手権王者のコストナーは、3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ルッツ、ダブルアクセルを難なく成功。静かながらも力強いステップで着実に得点を伸ばすと、自己ベストを更新する74・12点(技術点37・49点、演技構成点36・63点)で、トップのヨナに0・80点差と肉薄する3位につけた。

 ロシア勢2人目のソトニコワは、高さのある3回転トーループの連続ジャンプを決め勢いに乗る。3回転フリップ、ダブルアクセルも成功すると、「カルメン」の音楽に乗ったステップでは会場から大きな手拍子が起こった。スタンディングオペレーションで演技を終えると、0・28点差の74・64点で2位につけた。

 日本中の期待を背負って大トリで登場した浅田は、練習でトリプルアクセルを見事に着氷。いいイメージのまま演技に入ったが、本番でまさかの転倒。3回転フリップは決めたが、3回転ループ―2回転ループが2回転になってしまう痛恨のミス。コンビネーションジャンプをプログラムに入れることが出来ず、55・51点(技術点22・63点、演技構成点33.・88点、減点1点)と得点を伸ばせないまま。16位と大きく出遅れた。

(スポーツ報知より)


浅田真央選手がショートプログラム首位のキムヨナから20点近く離された16位とまさかの出遅れになってしまいました。トリプルアクセルというリスクを背負ってショートプログラムを構成していましたがトリプルアクセルだけでなくコンビネーションも失敗してメダル自体も苦しくなってしまいました。緊張もあったのかと思いますが体調面でも不安があったのではと思いました。

フリーで意地を見せることを期待します。鈴木選手と村上選手も頑張ってほしいと思います。