年末恒例の『第55回 輝く!日本レコード大賞』のノミネートおよび各賞が発表された。大賞候補となる優秀作品賞には、現在2連覇中のAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」、年内でリーダー・HIROがパフォーマーを勇退するEXILEの初ミリオン曲「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」など10作品が選出された。

 第50~52回(2008~10年)で3連覇を成し遂げたEXILEは3年ぶりの奪還が、第53・54回(11~12年)で2連覇中のAKB48は、浜崎あゆみ・EXILEに続く史上3組目の3連覇がかかる。

 最優秀新人賞の候補となる新人賞は、Juice=Juice、新里宏太、福田こうへい、杜このみの4人が受賞。最優秀アルバム賞はゆずの『LAND』、最優秀歌唱賞は大月みやこがそれぞれ選ばれた。

 また、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の一連の音楽に対して、作曲者の大友良英が作曲賞を受賞。今世紀(01年以降)のドラマ歴代1位の視聴率42.2%(9月22日放送の最終回/ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した『TBS系日曜劇場『半沢直樹』オリジナル・サウンドトラック』(音楽:服部隆之)が企画賞の一つに選ばれた。

 日本レコード大賞および最優秀新人賞は、TBS系で12月30日放送の同番組内で発表される。

■受賞作品および受賞者
【優秀作品賞】(日本レコード大賞候補)
「伊勢めぐり」水森かおり
「笑顔」いきものがかり
「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」EXILE
「男の火祭り」坂本冬美
「恋音と雨空」AAA
「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
「さよなら」西野カナ
「太陽の女神」家入レオ
「にんじゃりばんばん」きゃりーぱみゅぱみゅ
「満天の瞳(ほし)」氷川きよし

【新人賞】(最優秀新人賞候補)
Juice=Juice/新里宏太/福田こうへい/社このみ

【最優秀アルバム賞】
『LAND』ゆず

【優秀アルバム賞】
『sakanaction』サカナクション
『昭和の歌よ、ありがとう』泉谷しげる
『ジルデコ5』JiLL-Decoy association
『なんだこれくしょん』きゃりーぱみゅぱみゅ

【特別賞】
ゴールデンボンバー
さだまさし
TRF

【最優秀歌唱賞】
大月みやこ

【作曲賞】
大友良英:連続テレビ小説『あまちゃん』の一連の音楽に対して

【作詩賞】
高木洋一郎:「Distance」JUJU

【編曲賞】
萩田光雄:「おんなの夜明け~第一章~」竹川美子

【企画賞】
『祈り~未来への歌声』海上自衛隊東京音楽隊、三宅由佳莉(ユニバーサルミュージック)
『革命デュアリズム』水樹奈々×T.M.Revolution/『Preserved Roses』T.M.Revolution×水樹奈々(キングレコード/EPICレコードジャパン)
『Dialogue-Miki Imai Sings Yuming Classics-』今井美樹(ユニバーサルミュージック)
『TBS系日曜劇場「半沢直樹」オリジナル・サウンドトラック』音楽:服部隆之(Anchor Records)
『ふるさとは今もかわらず シンフォニックVer./合唱Ver.』新沼謙治 杉並児童合唱団(日本コロムビア)
『夢がさめて』松田聖子&クリス・ハート/『Heart Song』クリス・ハート(ユニバーサルミュージック)
『私のオキナワ』島袋寛子(エイベックス・エンタテインメント/SONIC GROOVE)

【日本作曲家協会奨励賞】
竹島宏

【功労賞】
ジェリー藤尾/新川二朗/中村典正

【特別功労賞】
相澤秀禎/石坂まさを/岩谷時子/島倉千代子/田端義夫/西川幸男/藤圭子

(オリコンより)


売上とかカラオケランキング等での曲の愛され度合いはミリオンを達成し様々なダンスバージョンが作られて話題となっているAKB48 の「恋するフォーチュンクッキー」だと思いますがEXILEはリーダーで事務所社長でもあるEXILEの創設者でもあるパフォーマーHIROの勇退ということもあってか優秀作品賞に選ばれてもいい同じ事務所の三代目 J Soul BrothersとかE-girlsを抑えて3年ぶりにレコ大に参戦してきました。


EXILEの「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」がAKB48以上の反則的な売り方をして初めてシングルでミリオンを達成したのとパフォーマーHIROの勇退などもあって今年のレコ大はEXILEの受賞が最有力でAKB48の3連覇に黄信号がともっているのはと思われます。


「恋するフォーチュンクッキー」は毎度のこと「握手券で売れた」と言われておりますが現在最新のオリコン週間ランキングではカラオケランキングがゴールデンボンバーの「女々しくて」を抑えて何週も1位で着うたフルでも1位と曲としても高い評価を受けていると思います。昨年の「真夏のSounds good!」よりははるかに日本レコード大賞を受賞するに値する曲かと思います。


EXILEは過去浜崎あゆみと並ぶ最多3回のレコード大賞を受賞し近年は後輩に優秀作品賞を譲り今年「パフォーマーHIROの勇退」というのをひっさげて最多記録更新となる4回目のレコード大賞を狙い情をもらって受賞するというのはなんか賞の意義が問われるような気がします。

リクエストアワーだと卒業するメンバーの参加曲が1位を取る現状がありますが日本レコード大賞はリクエストアワーのようなこういう情を反映させる賞ではないと思います。


昨年大賞発表の前に「これが日本の音楽業界の現状です」と皮肉った服部克久氏を中心とした日本レコード大賞選考委員は今までグループをけん引した中心メンバーが勇退する花道をプレゼントするという情ではなく「2013年No1」の曲を日本レコード大賞に選考してもらいたいと思います。