0日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催された「AKB48グループ ドラフト会議」にて、各グループから見事1位指名を受けた10名と、2巡目で5チームから指名を受けた川本紗矢を含めた計11名のもとに、16~17日にかけ、指名した各チームのキャプテンらが表敬訪問(神門沙樹と武井紗良の訪問は18日を予定)。ドラフト会議後初めての対面を果たし、お互いの気持ちを伝え合った。

【写真特集】AKB48ドラフト、候補生に指名挨拶<訪問の様子まとめ>

この訪問を受け、候補者たちは今後、12月31日までをメドに、チーム加入に向けて、より具体的な交渉に入ることになる。

■訪問の様子<候補者名(所在地):グループチーム/訪問者>

◆西山怜那(青森):AKB48チームA/総監督・高橋みなみ、キャプテン横山由依

「資料やパフォーマンス時の表情や受け答え(訛りもかわいい)も良かったこと」と、指名した理由を告げ、不安を感じて涙ぐむ西山に、高橋は「自分を強く持って、頑張ってほしい。早くみんなと一緒のステージ立てることを願っています」とメッセージ。高橋の言葉に、笑顔でうなずく姿が印象的だった。

◆後藤萌咲(愛知):AKB48チームK/キャプテン大島優子

紙資料をもらった時点で一目惚れだった。今のAKB48にはない元気やパワーをもっていて、それをチームに対していい効果を生んでほしいと思った」と指名した理由を話し、後藤から「チームKの個性を崩さないように頑張りたい」と言われると、大島も感心した様子だった。「チームKにとって希望の存在として見ている。同じ年の下口ひななと『なまいきっず』として一緒に自由にやってほしい」と気持ちを伝え、最後は後藤を抱擁した。

◆横島亜衿(愛知):AKB48チームB/キャプテン梅田彩佳

指名した理由は「今までのチームBにいないキャラ。大人に気を使わないグイグイいくタイプで13歳ならではのキャラを生かしてかき乱してほしいこと」。横島は終始緊張して自分を出せていない様子だったが、梅田から「レッスン中に悔しかったことはあった?」と聞かれ、立ち位置が変わってしまったことを挙げた。そんな横島に対して梅田は「公演でいいポジションをもらえた時は、その代わりにそのポジションに立てないメンバーの事を思いやってほしい。または逆に後列端のポジションになっても、腐らずに頑張ってほしい。どんな位置でも見てくれている人はいるから」と心構えを伝えた。

◆川本紗矢(北海道):AKB48チームB/柏木由紀、島崎遥香

川本の自宅近くに降り立ち、北海道の広大な大地と大自然のパノラマに圧倒される柏木と、牧場の牛を見て興奮する島崎の姿があった。指名した理由は「席にいた5人の意思が一致し指名しました。小嶋さんが可愛いと絶賛していました」とコメント。川本が島崎のファンということもあり終始緊張しっぱなしの状況だったが、「天使のしっぽ」を劇場で披露するのが夢と語る川本に「一緒にやろう」と島崎が応えた

◆松本慈子(大阪):SKE48チームS/キャプテン中西優香

自宅付近は山に囲まれた自然溢れるところ。松本は終始緊張気味で、松本の横に座っていた父親が中西と主に話すほどだった。中西が指名した理由は「チームSはダンスがうまい子は沢山いるため、他の要素として何にも染まっていない若くて自然味溢れている純粋な慈子さんを選んだ」と伝え、松本からは「ダンス経験がないので、ダンスが覚えられるか不安です」という質問が。それに対し、自身の体験談として「努力すれば大丈夫、腹筋、背筋の筋トレを行った方がいい」とアドバイスした。

◆小石公美子(兵庫):SKE48チームE/キャプテン松井玲奈

松井玲奈自身、同期や後輩メンバーの自宅に行ったことがなく、インターホンすらどう押すのかわからないくらい緊張していた。小石は「ドラフトに選ばれた時は、とにかく選ばれたことに不安を感じていたが、少し時間が経って、今は玲奈さんに後悔させたくないので、一生懸命頑張ります」と力強く伝えた。そして松井は「小石ちゃんのようなハツラツとした子がポンと入ってくると雰囲気も変わると思う。方言などは無理に直さない方がいいかもしれない」など、小石の特徴や個性を生かせるようなアドバイスをした。

◆須藤凜々花(東京):NMB48チームN/キャプテン山本彩

人見知りだという山本は、終始緊張した様子だったが「凛とした姿が印象的で、チームNにはいないタイプだと思いました。席にいた5人の意見が一致していて、その中でもみるきーが強く推していたんです」と指名した理由を伝えた。「どうして体育会系だと思ったの?」という山本の質問に、須藤は「振付の中に組体操があるから」と答えた。山本はドラフト会議で競合の中から見事交渉権を引き当てた幸運のカードに、チームNメンバー全員のサインを入れて須藤に手渡した。

◆磯佳奈江(茨城):NMB48チームBII/キャプテン上枝恵美加

磯の自宅に向かう車中、スタッフから「磯さんは、はじめダンスが出来ない組にいたのに最後には出来る組に入るほど上達が早かった」と聞いた上枝は感動。「話し方もしっかりしていて、年齢も上の方なので、チームBIIは若い子が多いチームだから、お姉さんとしてまとめていってほしい。チームBIIは去年の10月10日にできたばかりのまだまだ認知度も低い、これからのチームなので一緒に引っ張っていってほしい」と気持ちを伝えた。「ダンスを覚えるのは大変ですか?」「出身が関西以外の人はいますか?」など、次々と質問が出てくる様子に、磯の意気込みが感じられた。

◆山本茉央(福岡):HKT48チームH/劇場支配人・指原莉乃、キャプテン穴井千尋

今回の訪問に指原はフルーツのお土産を持参。「娘さんを下さい」という気持ちで臨んだ。穴井より「HKTはとにかく若いというイメージが強いけど、色々と個性も出せるグループ」、指原からは「非常に仲の良いチームだから山本の得意の変顔などもどんどんアピールしていってほしい」と伝えた。不得意なダンスも含め、とにかくチームについていけるか不安そうな山本に「しっかりとダンスの先生や先輩たちが指導していくし、最近は新しく入った3期生もいるので同期生のように一緒に頑張ってほしい。楽曲を聞いて体にリズムを覚えさせることを習慣づけた方がいい」などとアドバイスをした。

(モデルプレス)

■指名候補者(名前/よみ/学年/年齢)

◆AKB48 チームA
【1巡目】西山怜那/にしやまれな/中1/12
【2巡目】田北香世子/たきたかよこ/高2/16

◆AKB48 チームK
【1巡目】後藤萌咲/ごとうもえ/小6/12
【2巡目】下口ひなな/しもぐちひなな/小6/12

◆AKB48 チームB
【1巡目】横島亜衿/よこしまあえり/中2/13
【2巡目】川本紗矢/かわもとさや/中3/15

◆SKE48 チームS
【1巡目】松本慈子/まつもとちかこ/中2/13

◆SKE48 チームKII
【1巡目】神門沙樹/ごうどさき/高3/17
【2巡目】高塚夏生/たかつかなつき/中1/13
【3巡目】鈴木寧々/すずきねね/高2/17
【4巡目】荒井優希/あらいゆき/中3/15
【5巡目】惣田紗莉渚/そうださりな/大2/20

◆SKE48 チームE
【1巡目】小石公美子/こいしくみこ/高3/18
【2巡目】高寺沙菜/たかてらさな/中2/13
【3巡目】福士奈央/ふくしなお/中2/14

◆NMB48 チームN
【1巡目】須藤凛々花/すとうりりか/高2/16

◆NMB48 チームM
【1巡目】武井紗良/たけいさら/中3/15

◆NMB48 チームBII
【1巡目】磯佳奈江/いそかなえ/大2/20
【2巡目】内木志/ないきこころ/高1/16

◆HKT48 チームH
【1巡目】山本茉央/やまもとまお/高2/17

「AKB48グループ ドラフト会議」とはAKB48、SKE48、NMB48、HKT48の全10チームキャプテン(※SKE48はリーダー)が、各劇場支配人と協議の上、候補者の中から、自分たちのチームに必要な人材を指名し、新たなチームメンバーを決定。ドラフト指名され、チームが決定した候補者は、各チームに加入し「ドラフトメンバー」として活動する。なお、指名された候補者にはチーム入りを拒否する「拒否権」があり、交渉期間は最長で12月末日まで。



印象に残った言葉・文章を赤字にしました。ドラフト候補者はキャプテン達に言われた言葉を一生忘れずに各グループの世界に飛び込んで活躍していって欲しいと思います。