「ヴィクトリアマイル・G1」(12日、東京)

 元メジャーリーガーの佐々木主浩氏所有のヴィルシーナが、ゴール前ホエールキャプチャとの叩き合いを制して、初のG1制覇を決めた。



 道中は2番手を追走。直線で抜け出すと二枚腰を発揮し、追撃を退けた。内田博幸騎手は「並ばれてから根性を出してくれた。よく頑張ってくれた。馬をほめてあげたい」と喜びをかみしめた。

 鼻差の2着には昨年の覇者ホエールキャプチャ、3着にはマイネイサベルが入った。

(デイリースポーツより)

同世代にジェンティルドンナという同じディープインパクトを父に持つ女傑がいたこともあって3歳牝馬GIは全部2着でジェンティルドンナがジャパンカップに回り不在だったエリザベス女王杯でも重馬場の影響か2着に敗れシルバーコレクターになっていたヴィルシーナがついにGI制覇を成し遂げました。陣営の皆さんはおめでとうございます!

一方ではこのような悲劇も


12日、東京競馬場で行われた第8回ヴィクトリアマイルのレース中に直線で故障を発症し、競走を中止したフミノイマージン(牝7歳、栗東・本田優厩舎、父マンハッタンカフェ、母シンコウイマージン)は予後不良となった。診断は右第1指関節脱臼。

 フミノイマージンは31戦8勝。獲得賞金は2億9028万3000円。重賞勝ちは、2011年 福島牝馬S・GIII、マーメイドS・GIII、愛知杯・GIII、2012年 札幌記念・GII。

(サンケイスポーツより)


フミノイマージンは太宰啓介騎手とのコンビが似合う牡馬との重賞にも勝った強豪の牝馬で太宰騎手にGI初制覇をもたらしてくれることを期待していましたが叶わぬ夢となってしまいました…

今思えば牝馬で7歳まで走らせるというのは酷なものがあり今年から繁殖に上げるべきかと思いました。牝馬は強豪・良血でないと種牡馬として繁殖入りできない牡馬とは違ってほぼ100%繁殖に上がれるため父がサンデーサイレンス系のフミノイマージンならキングカメハメハとか非サンデーの種牡馬と種付けをすればいい馬が誕生したかもしれず非常に残念です。フミノイマージンのご冥福を祈ります。