◇セ・リーグ 巨人4―3広島(2013年3月29日 東京D)

 巨人の脇谷が11年10月11日以来535日ぶりとなる1軍試合出場で、いきなり殊勲打を放った。

 一昨年11月に右肘を手術し、1年6カ月のリハビリを経て復活。「リハビリはすごく辛かったですけど、また出来ると信じてやってきました」。オープン戦は打率・405と好調で開幕スタメンの座をつかむと、1点を追う7回2死二、三塁の場面で、WBCにも出場した広島の今村から右前へ決勝打となる逆転2点適時打を放った。

 昨季は育成選手として1年間を過ごし、背番号は支配下登録選手時代の数字に「0」を加えた「023」。育成時のユニホームは今でも家に保管してあるという。「去年のことは絶対に忘れないように戦います」と糧にすることを誓った。

 ヒーローインタビューの途中で坂本、長野、矢野がペットボトルを持って乱入し、祝福のシャワーをかける一幕も。最高の復帰を飾った苦労人は、仲間たちの手洗い歓迎に「すごいありがたいです」と相好を崩した。

(スポニチアネックスより)


ヒーローインタビュー中に坂本、長野、矢野が祝福したのは感動的でした。カムバック賞を目指して1年間活躍してほしいと思います。


あと注目ルーキーがいきなり結果を



◇パ・リーグ 日本ハム5―3西武(2013年3月29日 西武D)

 やっぱり規格外の新人だ。日本ハムのドラフト1位ルーキー・大谷翔平投手(18)が西武戦に「8番・右翼」で先発し、5回の第2打席にプロ初安打となる右翼線二塁打を放ち、続く6回には右翼線適時打で初打点。好守備も見せデビュー戦で勝利に貢献した。


 ヒーローインタビューにも登場した大谷は、観衆に帽子を取ってあいさつ。「凄くうれしいです。こういう試合を勝ててうれしいです。みんながつないで一つになって点を取るという気持ちでいったので、良いゲームでした」と堂々と語った。

 第1打席こそ岸の内角直球攻めに見逃しの三振を喫し「三振してしまって落ち込みましたけど、その後にしっかり打ててチームに貢献できたので良かった」と言う通り、腕をきっちり畳んで安打を放つなど、新人離れした修正力も見せた。

 しっかりと握りしめた初ヒットのボールは「両親に渡したいと思います」と初々しかったが、「ファンの皆さまの声援のおかげで打たせてもらいました。これからもよろしくお願いいたします」の言葉は堂々としたもの。

 高卒新人が野手で開幕戦に先発出場するのは日本ハムでは59年の東映時代の張本勲以来で54年ぶり。安打を記録したのは球団史上初。2安打したのは60年矢ノ浦国満(近鉄)に次いで53年ぶり2人目の快挙だ。二刀流ルーキーが野手として、申し分のないスタートを切った。

(スポニチアネックスより)


開幕戦でいきなり結果を残すというのはやはり持っているなと思います。二刀流に挑戦するわけですが大谷の素質なら十分に投手・野手の両方で活躍できるのではと思います。今後はプロ初本塁打と投手としてプロ初勝利を期待したいと思います。