日本ハムの糸井嘉男外野手、八木智哉投手と、オリックスの木佐貫洋投手、大引啓次内野手、赤田将吾外野手の2対3のトレードが成立し、23日に両球団が発表した。



 WBC日本代表候補の糸井は、近大から2003年のドラフト自由枠で日本ハムに、投手として入団。06年に外野手に転向し、09年からレギュラーに定着した。

 走攻守そろった外野手で、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞4回獲得。11年、12年には最高出塁率のタイトルを獲得している。昨季は134試合に出場し、打率・304、9本塁打、48打点、22盗塁の成績だった。

 糸井は球団を通じ「今はさびしい気持ちでいっぱいですが、この世界では当たり前のことと捉えています。ファイターズ入団から9年間、ここまでやってこられたのも、チームやファンの皆さんのお陰だと思っています。本当に有難うございました」とコメントした。

 左腕の八木は創価大から05年の大学生・社会人ドラフト希望枠で日本ハムに入団。1年目の06年に12勝を挙げて新人王を獲得した。通算成績は34勝26敗、防御率3・38。

 八木は「7年間ファイターズでプレーできたことは財産です。けがもしましたが、優勝チームでプレーでき、今は良い思い出しかありません。バファローズはリーグも同じなので、北海道でプレーする機会があると思いますし、しっかり結果を残して活躍している姿を皆さんにお見せします。心機一転頑張ります」との談話を発表した。

(デイリースポーツより)

キャンプ直前での糸井のオリックス移籍はビックリしました。こういうトレードは今までになかったかと思います。糸井は日本ハムと年俸交渉中であり今季オフにもメジャー移籍する可能性がありこれらの影響があって日本ハムフロントはトレードに踏み切ったのかと思います。糸井はWBC日本代表に選ばれるほどの攻走守三拍子そろった選手で日本ハムの中心外野手です。通常ではトレードに放出する選手ではないのでファンや選手の日本ハムのフロントへの信頼悪化が懸念されます。

一方、オリックスは阪神にキャッチャー日高・ソフトバンクに投手の寺原が日本ハムに木佐貫が流出しましたが巨人から先発候補の東野・ソフトバンクから守護神だった馬原・阪神から内外野守れる平野と今回の糸井を獲得するなど戦力を整えてきました。パリーグは毎年順位が変動するのでこのトレードが昨年最下位だったオリックスが巻き返し混パになるのか注目です。