“コント日本一”を決める『キングオブコント2012』の決勝戦が22日、東京・赤坂のTBSで行われ、芸歴16年・決勝初進出のバイきんぐが5代目キングに輝き、優勝賞金1000万円を手にした。エントリー総数2971組の頂点に立った2人は金の紙吹雪が舞うなか大きくガッツポーズ。いまだ週5日のバイトに勤しみ、「お笑いだけで食べられるようになりたい」と決意を語っていた小峠英二は嬉し涙を流した。



 1stステージのトップバッターはさらば青春の光が務め862点の高得点を獲得。すでに漫才で高い評価を得ている銀シャリは2番手で登場し754点で2位につけ、前回決勝大会8位でリベンジに燃える3番手のトップリードは711点と今ひとつ。その後、念願の決勝進出に涙を流したかもめんたるが883点でトップに立ち、独特の世界観で笑わせたうしろシティ(843点)、決勝進出3回目で“3度目の正直”を目指すしずる(913点)、唯一演劇界からエントリーした夜ふかしの会(778点)、最後の出番となったファイナリスト最年長・バイきんぐが967点で1stステージトップに躍り出た。

 2ndステージはトップリード(683点)、銀シャリ(732点)、夜ふかしの会(717点)、うしろシティ(837点)が次々とテンポの良いネタを披露するも、順位に変動なし。5番目に登場したさらば青春の光が945点を獲得し大きくリードを広げ、続くかもめんたる(907点)、しずる(875点)にトップの座を譲らず。しかし、トリを務めたバイきんぐが974点をマークし、2本ともに900点台という抜群の安定感でキングの座を掴んだ。

 同大会のルールはファイナリスト8組が披露する2本のコントを、準決勝進出者100人が1人10点・合計1000点満点で採点し、合計得点を競うというもので、1本目は事前に抽選で決められた順番通りに、2本目は1本目の点数が低かった組から登場する方式を採用。今大会から賞金1000万円のほか、副賞としてTBS系列番組への出演権、1時間の特別番組が与えられる。今年のファイナリストはさらば青春の光、銀シャリ、トップリード、かもめんたる、うしろシティ、しずる、夜ふかしの会、バイきんぐの8組。司会は昨年に続き、ダウンタウンが務めた。

 なお、今大会の得点・順位は以下の通り。

優勝…バイきんぐ 1941点(967点・974点)
2位…さらば青春の光 1807点(862点・945点)
3位…かもめんたる 1790点(883点・907点)
4位…しずる 1788点(913点・875点)
5位…うしろシティ 1680点(843点・837点)
6位…夜ふかしの会 1495点(778点・717点)
7位…銀シャリ 1486点(754点・732点)
8位…トップリード 1394点(711点・683点)

(オリコンより)

ファイナリストでは実績・知名度No1のしずるやM-1ファイナリスト経験者銀シャリを抑えて無名のバイきんぐが優勝したことには驚きました。あと、2位のさらば青春の光も「いたとん」というフレーズがはやりそうです。

ネタ見せ番組がゴールデンでなくなっている現状でバイきんぐがブレークなるか注目です。

あと、NOTTVのAKB48の非選抜メンバーが出演する「AKB48のあんた、誰?」のMCでメンバーもぐぐたすやブログで応援していたトップリードが2年連続ファイナル最下位になったのは残念でした。リベンジを期待したいと思います。