(セ・パ交流戦、巨人2-0楽天、1回戦、巨人1勝、30日、東京ドーム)巨人の杉内俊哉投手(31)が楽天1回戦に先発登板。完全試合達成まであと1人としながら代打・中島に四球を出して快挙を逃したが、14三振を奪う力投で史上75人目(86度目)となるノーヒットノーランを達成した。

 杉内は1994年5月18日の広島戦で槙原寛己(巨人)が成し遂げて以来、プロ野球史上16人目の完全試合はならなかったが、ハーラー単独トップの7勝目(1敗)を挙げた。ノーヒットノーラン達成は、広島の前田健太が4月6日のDeNA戦で達成して以来。

 杉内は四回まで毎回の三振を奪う快投を披露。0-0で進んだ楽天のエース、田中との投げ合いは、七回に高橋由が先制の3号2ランを放ち、好投する杉内に待望の援護点をもたらした。杉内はその後も安定したピッチングで三振の山を築き、九回二死無走者から四球を与えて完全試合を逃したが、続く聖沢を見逃し三振に斬ってとり、無安打無得点試合を達成した。

 杉内は鹿児島実業高校時代の1998年、夏の甲子園での八戸工大一(青森)戦でノーヒットノーランを達成しているが、プロでは初めて。

(サンケイスポーツより)

あと一歩で完全試合でしたが巨人に移籍してエースナンバー18を背負っての見事なピッチングでした。相手が昨年の沢村賞のケガから復帰した楽天・田中投手(ソフトバンク時代5回投げ合って4敗)というのも大きかったと思います。

杉内投手ノーヒットノーランおめでとうございます!



一方では、心配なニュースも、

2軍調整中だった巨人越智大祐投手(28)が、難病の「黄色靱帯(じんたい)骨化症」にかかったことを告白し、手術することを発表した。30日、川崎市内のジャイアンツ球場で明かした。早ければ来月中旬にも手術する見通しで、今季の復帰は絶望となった。
 この病気は原因不明の難病で、背骨に沿った靱帯(じんたい)が骨化し、脊髄(せきずい)を圧迫する難病。越智は「なんとかこのまま頑張ろうと思っていたけど、手術をすることを決めました。しっかり手術してリハビリを頑張って1軍に戻れるように、これから頑張ります」と気丈に話した。原沢代表は「少なくとも今季もう1度マウンドに立つことはないと僕は考えています。1日でも早く立てるように支援していきたいし、そういう日が1日でも早く来てくれることを僕たちも願っています」と語った。

(日刊スポーツより)

「雷神」として「風神」山口鉄也投手と巨人のブルペンを支えてきた投手の選手生命も危ない事態にものすごく心配しています。もう一度1軍のマウンドに立ってくれることを願いたいです。